『Fate』舞台探訪の旅
なんのひねりもなく、表題を見ていただければどんな旅だったのか、一目瞭然です。
「水曜どうでしょう」でいうところの『絵ハガキの旅』みたいなもんです。
2004.1.30に『TYPE-MOON』さんから発売になった『Fate/StayNight』の中で使用されていた舞台(と思われる)場所を訪れ、
その風景をカメラに撮ってくるだけの旅。
まあ20世紀のオリエンテーリングみたいな物だと思えばいいんだよ、うん。
ただ、いつも思いつきだけで旅をする川崎のことですから、今回も一部から突っ込みをいただきそうな旅となりました。
で、今回の旅の計画作成にあたって、「Fate.map」様の情報を元に探訪させていただきました。
川崎にはこんな地道にエリア探索の下調べなんてできませんので、大変参考になりました。
というよりもこのサイトさんに出会わなければこの旅に出ることもなかったと思います。
これまでも私は、何度か他のゲーム、マンガなどの舞台探訪の旅に出てきました。
「久遠の絆」で京都・奈良の旅。
「風雨来記」で北海道。
「おねがいティーチャー」で木崎湖近辺。
「朝霧の巫女」で広島県三次市。
しかし、これまでの旅は複数の人間でその地域を旅するというグループ行動でした。
が、今回は違う。
あまりにも突発無計画、直前まで橘クンにオファーを出してはいましたが、最終的には自分ひとりだけの旅に落ち着きました。
・・・それは『落ちついた』という意味になるのか?
一人旅ですから、どんなに無理をしようと辛いのは自分だけ(爆)
そんなわけで(今までの旅以上に)移動の激しい旅行となりました。
旅に出るにあたって、新しい探訪地をみつけるスキルのない私は少しだけ考えました。
写真だけなら既に前出のサイト等で公開されてます。
ならば、公開されている場所を、できるだけ一人でたくさん回ってみよう、そう決心しました。
しかもできるだけ短い時間で(爆)
ま、単なる気まぐれなんですけどね。
なので、出発の段階で長崎の「長崎大浦天主堂」には行けない事が確定しました。
(いくら私でも、教会の写真だけのために長崎には行けない・・・)
・・・と、思ってたんだけど(第5回参照)
旅から戻ってきたときには何ヶ所か新しい場所が見つかってるかもしれないが、出発時点で分っている場所を
できるだけ回ろうと・・・。
とにかく、神戸の地図とゼンリンの地図コピーと『Fate/StayNightプレミアムファンブック』をもって私の旅は始まりました。
以下は、ほぼリアルタイムに記された私の行動記録になります。
2月7日(04:00)
2時間弱の仮眠後、僕はディパックを背負い愛車のキーを片手に家を出た。
旅の始まりは士郎や凛たちの通学路のモデルとなった場所。
聖蹟桜ヶ丘2丁目近辺の2ヶ所のポイントへ向かった。
当初は始発電車で聖蹟桜ヶ丘駅まで向かい、そこから徒歩で現地へ向かう予定でしたが、前日に詳しい場所を確認してみたところ
駅からは結構距離のある場所に撮影ポイントのひとつがあること、自宅から車で向かった方が時間的に短い時間で撮影が可能であろうと
判断し、車で現地へ向かい撮影後に一旦自宅に戻ってから神戸に出発することにしました。
前日までに、そんなことも調べてなかったのね・・・。
朝の4時に出発というのは、単に眠れなくて時間をもてあましていたというのもあります。
実際、現地に到着した時にはまだ日が昇る前で、しばらく時間を潰さなくてはならなかったぐらいですから。
2月7日(05:30)通学路ポイント1
冬の夜明けの遅さを侮ってはいけません。この時間はまだまだ暗く、あろうことか第一撮影ポイントを見逃してしまい、
途中で車を置いて歩いて撮影ポイントまで戻るという失態をやらかしました。
で、そのときの写真がこれ。
暗くて何がなにやら分りませんね(苦笑)
とりあえず、ココの撮影は帰りがけにもう一度チャレンジすることにしてもうひとつの撮影地、聖跡桜ヶ丘2丁目へ
向かうことにしました。
この場所は、昼間に車で行こうとすると駐車する場所が見つからず苦労するのではないかと思います。
朝6時の段階で、タクシーとか結構走ってますしね。
2月7日(06:30)通学路ポイント2
目印のバス停から30メートルほど坂を下ったあたりが撮影ポイントになります。
まだ日が昇りきらない時間なので暗めですが、フラッシュをたくわけにいきませんし、
神戸への出発時間を考えるとそろそろ帰宅しないとまずいことになるため、ここで自宅へ引き返すことに。
案の定、この後渋滞にはまりました。
2月7日(06:40)通学路ポイント1
帰りがけに、先ほどの通学路のポイントを再度撮影。
2月7日(07:30)自宅
一旦帰宅したもののすぐには出発せず、軽く巡回。
ヲタやねぇ・・・。
2月7日(08:21)JR品川駅
やはり土曜日、早朝の列車を1本やり過ごしたにもかかわらず喫煙席しか確保できませんでした。
自由席は・・・ほら、座れなかったときにショックが大きいので回避しました。
列車1本やり過ごした時間を利用して朝食。
ウイダーinゼリーときつねそば。
バランスがいいんだか、悪いんだか(苦笑)
いつもであれば、列車に乗って早々にビールを飲むところなのですが、今回それをすると気がついたら
「博多」についていた、などということになりそうなのでパスして、神戸のガイドブックとにらめっこ。
撮影ポイントだけは押さえていたのですが、行程をまったく考えていなかったのです。
例の廃墟ポイントでの撮影には、できるだけ身軽な状態で向かいたかったという事情もあったのですけどね。
2月7日(11:05)新神戸駅
予約を入れているホテルのチェックイン時間は12:00から。
チェックイン前に手時かな場所で撮影するために、北野町の異人館へ。
「新神戸オリエンタルホテル」の脇を抜け、一方通行の道路を車とは反対方向へと歩いていく。
途中、眼下に本日の宿泊地を確認する。
さらに5分ほど歩いたところで、不動坂から続く道とぶつかる交差点に到着する。
交差点を右折し頭をあげると目の前には急勾配の坂。
道路わきのチケットカウンターで店番をしているお姉さんと目が合ってしまい声をかけられる。
『異人館めぐりのチケット』の販売だが、ガイドブックには必ず「お得なセットを」などと書かれているが、
今の私には無用の物だった。
要は各異人館は複数の企業によって管理運営されていた、その企業ごとに複数館の割引チケットを販売しているということらしい。
今回の私の旅の目的はあくまで「Fate」の旅なので目的外の異人館へ行くつもりもなかったので単館チケットを直接購入することに。
ということで、神戸初のイベントはフラグが立たず終了(爆)
おねーさんと別れて20メートルほど坂を上ったところで撮影ポイントに到着。
2月7日(11:25)通学路ポイント3
桜がギルがメッシュに声を掛けられていた通りですね。
坂をのぼりきり左折し「うろこの館」へ向かおうとした私にまたもトラブルが発生。
今度も券売所でのトラブル。
「この道は『うろこの館』を含む共通チケットを買わないと通り抜けができないといわれる。
「うろこの館」以外に見るつもりはないと伝えると、坂を下って右へ行ってくださいとのこと。
わざわざのぼってきた坂を、またくだりオランダ館脇の一般通路を抜けてうろこの館へ。
単館での入場料1000円を払い館の中へ。
2月7日(11:45)遠坂邸(居間)
この部屋の写真だけを撮ってさっさと退散。
写真1枚で1000円ということね・・・。
坂を下りなおし、交差点で再度右折。いよいよ次の目的地、風見鶏の館へ。
2月7日(11:55)遠坂邸(外観)
入館せず、外から写真だけ撮影。
時計も12時をまわり、チェックインが可能となったためホテルに荷物を預けこの旅行最大の難所へ向かう。
バス、ケーブルカーを乗りついて現地へ。
・・・ついたのですが、撮影は失敗、以上。
場所が場所なので、あとは察してください。
2月7日(13:00) 廃墟
2月7日(13:30)
荷物を背負っていない背中に、一杯の挫折感を背負いながらバスに揺られ三ノ宮へ。
2月7日(14:00)
三ノ宮に到着。
ポートライナーに乗り神戸大橋へ向かう。
しかし、運賃が均一240円というのは結構高いように思う。
中公園に到着後徒歩にて神戸大橋に向かう。
で、このときかなり気落ちしていたらしく「照明スタンドのある風景」の撮影をすっかり失念。
神戸大橋の写真だけの撮影となりました。
2月7日(14:30)神戸大橋
2月7日(14:40)
徒歩で橋を渡りポートターミナル駅から再び三ノ宮へ。
2月7日(14:50)
三ノ宮からJRの普通列車に乗り込む。
27分で明石へ。
2月7日(15:20)
明石駅到着。駅を出てすぐ目の前が明石公園。
荷物絵緒ホテルに預けてきた良かった、と心底思った瞬間。
公園内にはいってすぐの場所に案内板。よく確認してみると、
『県立弓道場まで1480メートル(25分)』とのこと。
約1500メートル・・・。昔はそれでも6分切って走ってたんだよね(苦笑)
ガシガシあるいて、公園のいちばん奥へ。
2月7日(15:40)弓道場
で、写真を撮った後は当然のように、来た道を再び歩いて戻る。
2月7日(15:50)
公園を出て右へ。神戸での最終撮影ポイントへ。
2月7日(16:00)士郎宅玄関
初日の撮影終了後は、生田神社で初詣をしたり、わざわざ神戸まで来て夕飯がホカ弁だったり、といつもの調子でだらだらとすごす。
2月8日(06:31)新神戸駅
バカかとお思いでしょうが、千葉の幕張へ向かうため始発の新幹線で東京へ!。
神戸滞在時間、19時間30分(笑)
2月8日(09:40)
東京駅に到着。
京葉線の東京駅まで約400メートルを歩く。
2月8日(09:52)
京葉線にて海浜幕張駅へ。
2月8日(10:40)NTT幕張
駅側の階段を上がればすぐにこのポイントに到達できるはず。
私は階段をあがらずぐるっとビルを一周して、やっと撮影ポイントを発見。
2月8日(10:50)プレナ幕張
約31時間にわたる旅はこんな感じで終了。
あら、帰宅して「Fate map」さんを確認したら『梅屋敷の商店街』の件が新たに判明してましたね。
後日フォロー予定です。
しかし「フランス ブリサック城」は長崎以上に無理だと思うのですが・・・