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作成:2009/9/10
Excelのバージョンによって結果が異なります?
  - 企業など複数のバージョンを使用するときには注意が必要です。
  
 - Excel2002では検索条件が完全一致で検索されますが、それ以外のバージョンでは前方一致で検索されます。
  
 - バージョンの異なるExcelを使用するとき、その中にExcel2002があるときは注意してください。
  どちらでも同じ結果となるような検索条件を入力するようにします。
   - 個人的には「完全一致」で検索してくれるExcel2002が使いやすいのですが・・・・
 
相違点
  - Excel97,Excel2000,Excel2003そして、Excel2007〜2016は前方一致で検索されます。
  
 - Excel2002では完全一致で検索されます。
  
 - 【例】 検索条件(Criteria)として「長崎」と入力すると
  
    - Excel97,2000,2003そして、Excel2007〜2016では、"長崎"、"長崎県"、"長崎市"
など「長崎」で始まる文字列が検索されます。 
 - Excel2002では、"長崎"だけが検索されます。
  
 
 
結果が異なる実例
  - DSUM関数での例です、同じ数式ですが返ってくる値が違います。なお、他のデータベース関数でも同様です。
  
 - Excel2002の場合
  
    - A6の「長崎」だけが検出され、B6の「10」が返されます。
    
   
   - Excel97,2000,2003およびExcel2007の場合
  
    - A4の「長崎県」とA6の「長崎」が検出され、B4の「10」とB6の「10」の合計「20」が返されます。
    
   
 
対処法
  - 次に示す数式やワイルドカード文字を利用することで、バージョンに関係なく、同じ結果が得られるようになります。
  
 - 【完全一致】 
  
    - ="=文字列" :[文字列]に検索する文字列を入力します。
    (例) ="=長崎"  ←長崎と完全一致するものを検索する
     - D2セルに「="=長崎"」と入力することで同じ結果が得られるようになります。
    
- Excel2002
      
 - Excel97,2000,2003およびExcel2007〜2016
      
 
 
   - 【前方一致】
  
    - (例) 長崎* のようにワイルドカード文字の*(アスタリスク)を使います。  ←長崎で始まるものを検索する。
    
 - D2セルに「長崎*」と入力することで同じ結果が得られるようになります。
    
- Excel2002
      
 - Excel97,2000,2003およびExcel2007〜2016
      
 
 
   - 【参考資料】
  
 
データが空欄のときの条件の書き方
  - 以下のようなデータで場所が空欄のデータ数をカウントしたいと思います。
  
   - 空欄は、A4,A6の2ヵ所ですので「2」となればよいですが・・・。
  
    - D2セルに条件として「=」を入力します。
    求める数式は=DCOUNT(A1:B7,2,D1:D2) とします。
    
      - DCOUNTは数値を求める関数なのでフィールドは数値列である「数量」または「2」とします。
    
 
    
     - 数式で条件を書くこともできます。
    D2セルの条件式を =ISBLANK(A2) とした例です。
    求める数式は=DCOUNT(A1:B7,2,D1:D2) とします。
    
   
 
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