2006年8月の過去ログ



[4395] ブログで話題の「マルホランド・ドライブ」 投稿者:lalaki 投稿日:2006/08/14(Mon) 11:16:00 No.4395 [返信]
まったく、おみそれしました!
知らなかったこととはいいながら、こんなことも知らずに「マルホランド・ドライブ」を語っていたとは、いやはや、お恥ずかしい限り!

あ、ボーさんお休み中、失礼します。

デヴィット・リンチ監督の奥の深さは並大抵ではありませんね。
というのも、先日ブロードウェイ・ミュージカルの名舞台の名シーンを集めた「ブロードウェイ・ロスト・トレジャーズ」というDVDを購入し、面白く観ておりましたら、「シュガー・ベイビーズ」という作品で、かのミッキー・ルーニーと主役を張って歌って踊っている、恐ろしく素晴らしいミュージカル女優さんの顔にどこかで見覚えが・・しかも最近・・。しかしどうにも思い出せず、演じられた年を巻戻してみると、それは1980年。そこに20数年の年月を足してみると・・・なんと!!「マルホランド・ドライブ」の、ナオミ・ワッツが訪ねて行った「下宿屋のおばさん」ではありませんか!
知らなかった・・・!あの人がブロードウェイのスーパー・スター「アン・ミラー」だったとは!

恐るべし、デヴィット・リンチ。
「ローラ・パーマー・・」のデヴィット・ボウイといい、「ロスト・ハイウェイ」のリチャード・プライヤー(エディ・マーフィー・スタイルの元祖・エイズで亡くなる直前の車椅子姿で・・)といい、「砂の惑星」のスティング・・はともかくとしても、いつもそのキャスティングにはミステリアスな意味があります。
これを知ってて観るのと、知らないで観るのとでは全く意味が違うではありませんか。
当然、アメリカの大人の観客は皆その人が誰か知ってて見ているわけですから。

まだまだ、勉強が足りません。身に染みました。

P.S. このDVDには、「キャバレー」の元祖オリジナル・キャスト版も含まれており、素晴らしい舞台だったのが分かりました。


「マルホ」のアン・ミラーさん BJ - 2006/08/16(Wed) 08:21:10 No.4396
lalakiさん、こんにちは!
管理人のココ、監督のお母さんの2役ですね。
お年ですし、だいぶ、ふっくらしたので、すぐには分からないかもしれません。
ミュージカル映画でも活躍、圧倒的なタップの技を見せていたスターでした。

…が、彼女が「マルホ」に出ている意味は特別に何かありますか? 私はよく分からないですけれど。
ナオミ・ワッツさんは映画スターになりたいと思っている役ですが、管理人を演じるミラーさんが過去の映画スターであることと、それほどすごい関連はないように思うのですけど…。


Re: ブログで話題の「マルホランド・ドライブ」 lalaki - 2006/08/16(Wed) 10:28:26 No.4397
ボーさん、お早うございます。

リンチの映画に特徴的なのは「作ったようなアメリカン・ドリーム」が必ず登場する事で、「ブルー・ベルベット」ではこまどりが飛んでくるようなアメリカン・キッチン、「ローラ・パーマー・・」では学園の女王コンテスト優勝の写真、「マルホ・・・」のオープニングはジルバ・ダンスですし、後に出てくる悪夢と好対照をなすかのようにみえながらも、こまどりは死んでいるようにしか見えないし、学園の女王は玄人女のようだし、激しく夢と現実を往復します。

私がショックだったのは、競演が「ミッキー・ルーニー」だったことで、彼こそ「アメリカン・ドリーム」のイコンだからです。
彼と歌って踊る、きらめくような明るさのアン・ミラー、そうかこれが隠されたメタファーだったのか、と合点した次第でした。


ミッキー・ルーニーというと、 BJ - 2006/08/17(Thu) 08:32:17 No.4398
私には、ジュディ・ガーランドとコンビを組んでのミュージカル映画、くらいしか知らないです。
しかも、アン・ミラーからミッキー・ルーニーに、たどっていくのは、けっこう難しいですよぅ。
分からない人が、ほとんどではないかと…。





[4399] カナディアンロッキー! 投稿者:あねもね 投稿日:2006/08/22(Tue) 11:33:46 No.4399 [返信]
BJさん、おひさしぶりです!
じつは先週、カナダを旅してきました。
んで、マリリン様の映画「帰らざる河」のロケ地になったという、バンフのボウ川およびボウ滝ぞいをてくてくお散歩してきましたよ。
そのボウ滝のところで撮影中、怪我をしてしまったマリリン様は、療養のため温泉も湧くこの地に逗留し、併設されているゴルフ場でゴルフも楽しんだとか。宿泊していた宿は、そのボウ滝のすぐ横(の山の中腹)に建つ、「バンフ・スプリングスホテル」だったそうで。お城のようなすてきなホテルでした。私はそこではなく、同じ山の中腹にある「リムロックリゾート」というホテルに泊まったのですが。
山と針葉樹の森と河と湖がすてきな土地でした。
レポートがいつ書けるかわからないので、とりあえずご報告まで。。。


う、うらやましい! BJ - 2006/08/22(Tue) 23:33:12 No.4400
あえもねさん! まー、お久しすぎて、嬉しすぎますっ!!

ええー! 「帰らざる河」へ行ってきたんですか、うっらやましいなあ〜!
ボウ川でしたっけ! 私とピッタリの名前。
そうそう、オットー・プレミンジャー監督が厳しくて、おぼれそうにもなったマリリンが、反発して、おおげさな怪我のふりをして休んじゃった、というウワサもある話。
まだ、彼女が泊まった同じホテルがあるんですね、行きたいなー。
レポ、のんきにお待ちしています。
「帰らざる河」、観てくださいね!!!


嬉しすぎて… BJ - 2006/08/23(Wed) 07:41:57 No.4401
名前が間違っております。ごめんちゃい。
パソコンキーの反応が遅くてねえ…と言い訳してみる。


ええ、ええ あねもね - 2006/08/24(Thu) 16:41:31 No.4403
ちゃんとBJさんの嬉しさは伝わっておりますとも。
マリリンさんはお休みしたかったんですね…。
休暇をとりたくなるような場所でしたもん。
映画はぜひそのうちに、観てみますね。


あねもねさん、 BJ - 2006/08/25(Fri) 00:00:45 No.4404
↑合ってるのを確認!
そうでしたか、休暇をとりたくなる場所。あねもねさん、休暇で行ったんですもんねえ? 仕事じゃないですよね?
はっ、まさか、「帰らざる河2」主演のためとか?

思い出をパーフェクトにするために、「帰らざる河」の映画も観たほうがいいわよ、
とマリリンが言ってますよん。


やっと あねもね - 2006/09/02(Sat) 00:01:42 No.4412
BJさんこんばんは。古いスレを持ちあげてすみません。
やっとカナディアンロッキーのたびの写真をwebにアップしました。日記のところから飛べます。
お時間がありましたら、ぜひどうぞ。


拝見しました! BJ - 2006/09/03(Sun) 07:23:56 No.4413
すごい量ですねー! 怒涛の292枚の写真!
スライドショーで見ましたよ。
ナイアガラからカナディアンロッキー旅行とは! 「ナイアガラ」「帰らざる河」で、マリリン・ツアーじゃないですか!
私が行きたいところですよ!
こりは是非、映画「ナイアガラ」もご覧くださいましな。





[4405] 溝口健二監督特集 投稿者:BJ 投稿日:2006/08/28(Mon) 08:36:19 No.4405 [返信]
今週、NHK−BS2で、日本の誇る名監督、溝口健二の特集があります。
ラインアップは、

8月28日(月)
「雨月物語」(20:03〜21:45)
「雪夫人絵図」(深夜0:53〜2:20)

29日(火)
「時代を越える溝口健二」(ドキュメンタリー、13:00〜14:05) ※2日(土)深夜1:10〜2:15再放送
「近松物語」(20:03〜21:50)
「祇園囃子」(深夜0:53〜2:20)

30日(水)
「祇園の姉妹」(13:03〜14:15)
「山椒大夫」(20:03〜22:10)
「噂の女」(深夜0:53〜2:20)

31日(木)
「歌麿をめぐる五人の女」(13:03〜14:40)
「新・平家物語」(20:03〜21:55)
「赤線地帯」(深夜0:53〜2:20)

1日(金)
「残菊物語」(13:03〜15:30)

私も未見のものはチェックする予定です。


Re: 溝口健二監督特集 lalaki - 2006/08/28(Mon) 16:57:32 No.4406
ボーさん、こんにちは。

2ヶ月ほど前に、ここマニラでも中国製のDVDで、「雨月物語」(英語名”Ugetsu”)が発売されておりましたので、十何年ぶりかでゆっくり鑑賞しました。

溝口監督は、黒澤監督や成瀬監督などと並んで、国際的な評価を得た監督ですが、世界のクロサワなどは、その国際的な視野で作られた、どんな国の人でも理解できる国際性をもっ田映画であるのに引きかえ、ミゾグチはあくまでその日本でしか作りえない独自性が、その映画の魅力なんじゃないかと再確認しましたね。そういう意味では小津監督などと共通するものがあるかも知れません。

私は外国に暮らしますから、余計にそれを強く感じます。
そういう意味からすると、「近松物語」など、日本の特異な美学が見られる作品をもう一度観てみたいものです。


Re: 溝口健二監督特集 BJ - 2006/08/28(Mon) 23:17:32 No.4407
lalakiさん、こんばんは!
そういえば、中国政府が違法DVDを大挙摘発したというニュース、先日、見ました。でも、まだまだ出回るでしょうけど。

私は、溝口作品は、雨月、近松、山椒大夫くらいしか観ていませんので、今回観ておこうかと。
映画検定のテキストにも、「純日本的な情緒世界を現代的な手法で描く」監督と書いてありました。
3年連続ヴェネチア映画祭で受賞した監督ですからね!





[4408] オリンピックなんかいらない!! 投稿者:又左衛門@New Machine 投稿日:2006/08/30(Wed) 10:29:03 No.4408 [返信]
しばらくご無沙汰しておりました。我が家のPCが遂に壊れてしまい、書込みできない日々が続いておりましたもので。

さて本日、2016年のオリンピック候補地を決定するそうですが、「一福岡市民」として一言。
「オリンピックなんかいらない!!」

大体、どこから「福岡へオリンピック招致」という発想が生まれたのか、どうにも「胡散臭い」ものを感じるからです。
今でさえ、ご承知のように市の財政は、二兆七千億の借金という有様。更に施設建設の為に借金を重ねれば、財政破綻は火を見るより明らか。長野市も五輪の後始末で苦しんでいるそうです。

また、
@宿泊施設の不足
今でさえ慢性的にホテル不足なのに、オリンピックだけの為に一時的なホテル建設はしない筈。
A会場予定地の買収はまだこれから。
B急激な道路の拡張工事等々による地価の上昇
C福岡の「現在の良さ」が失われ、急速に都市化され過ぎてしまう。「都会と田舎の絶妙のバランス」こそが福岡の良さなのに。
D諸物価高騰。税金大幅上昇。

以上の事柄はあくまで一部ですが、福岡市民にとっていったい「オリンピツク招致のメリット」がどこにあるのか、全く理解できません。そして不思議なことに、共産党以外は民主・社民もすべて招致賛成に回っているということ。これは健全なことではありません。むしろ「政治家としての資質」を疑います。


東京にも要らない BJ - 2006/08/31(Thu) 08:16:36 No.4409
又左衛門さん、こんにちは!
ニュー・パソコンなんですね。我が家も、そろそろかな、なんて。

日本の候補地は、東京都に決まりました。
候補というだけで、外国のどこかに決定する可能性も大きいわけですが、東京にも来てほしくないですね。
いまさら何かをやって発展しなくてもいいじゃないの、という気分ですし、大イベントで、うっとうしい。財政力と知名度のおかげでしょうか。石原知事が親分(?)なのも、ちょっと嫌です。


市民不在、市長暴走 又左衛門 - 2006/08/31(Thu) 17:33:21 No.4410
BJさん こんにちは。
予想通りの結果に終わりましたが、今回の騒動で問題なのは、「福岡市民のコンセンサス」を得ないまま、市長が勝手に「オリンピック招致」を決め、相当の経費を使って暴走したという点にあるわけです。これは「独裁」と言っても過言ではないほど、民主主義のルールを無視してしまいました。

今の福岡市の財政状態を考え、かつ地震の後始末等々、やるべきことは他にもいろいろある筈です。

昨日のプレゼン会場で、「市民の賛成署名が80万人分集めた」と発表されましたが、どう考えても不思議。全体で150万人ですよ。そんな署名用紙見たことない。偽造したのなら由々しき問題。

そもそもオリンピックを当て込むというか、「利権がらみ」で捉える輩がいるから、変な方向に行くんです。土地を売ってしこたま儲けようとか、政治的に自分の手柄にしようだとか、自分の商売に利用することしか考えない。IOC自体が営利主義みたいな体質ですからね。クーベルタン男爵の理想はいずこへ。

そもそもこの市長。博多湾の人工島問題で不明朗な点が解明されていない。市議会は何故もっと追及しないのか?
私に言わせればリコールしかない。


そういう事情でしたか。 BJ - 2006/09/01(Fri) 22:52:08 No.4411
それなら選ばれなくて、よかったかもしれませんね。
オリンピック開催の景気を利用して、懐に金を溜め込もうとして動くような人たちに、いい気はしません。
東京の場合は、どうなんでしょうね。怪しいものです。