アリス・クリードの失踪

THE DISAPPEARANCE OF ALICE CREED
脚本・監督 J・ブレイクソン
出演 ジェマ・アータートン  マーティン・コムストン  エディ・マーサン
撮影 フィリップ・ブローバック
編集 マーク・エカーズリー
音楽 マーク・キャナム
2009年 イギリス作品 101分
好き度☆☆☆


登場人物、たぶん3人、お金を使わずアタマを使ったストーリーで見せる。

よい評判が聞こえてきたし、内容的にも興味があったのでチェック。
結果、まあ、こんなところか、という感。

3人だけの物語展開は、アイデアとしてはいい。
というか、どうにか3人の出演者で脚本ができないかと考えたのかな?
三つどもえの関係性が、あらわになってゆくのは、おもしろい。

誘拐される女性に、ジェマ・アータートン。
「007/慰めの報酬」で見た女優さんだ。
フツーの女性としての存在感があって、いい。女性だからって、きれいに描かず、生きるために頑張る生々しさが出ている。
誘拐された女性の屈辱具合も、浅からず深からずの描写をキープ。

ふと思ったのだが、この話で男女逆転はできないだろうか。
つまり、女性2人が男性を誘拐するのだ! いや、それで新展開になるわけでもないか。

ラストは、こうあってほしいなと私が思う方向に行った。
映画の面白さとして、いいのか悪いのかは…どうなんでしょうね。

しかし、J・ブレイクソン監督、なんで、ただの「J」なの?
昔、J・リー・トンプソンという監督もいたけどさ。

ヒューマントラストシネマ有楽町という映画館について。
前日の予約を受けつけないのが不満。ちょうど用事があって前日にも映画館に行けたので、翌日の席を確保しておこうと思ったのに、明日の席は買えない。キック・明日! サービス悪い。
開場予定(初回ではない)の10分前になっても開かないし、それでいて何のアナウンスもない。サービス悪い。
人間の信頼(ヒューマントラスト)?と名乗るくらいなら、もっとサービスよくしてほしい。




〔2011年6月18日(土) ヒューマントラストシネマ有楽町〕


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