あんまりワクワクも感激もしなかった…。普通です。
なぜなんだろうと考えると、観ていて、ええっ! おおっ! むむむ! と驚くようなところがなかったからだろうか。
結局は、ヴォルちゃんの命にかかわる箱を探して壊そうとするハリーたちと、悪いヴォルちゃん、どっちが勝つか、学校の面々を巻き込んでの最終決戦、ということですね。
ハリーが箱の在り処をテレパシーみたいにわかってしまうのも簡単すぎるし(理由はあるんだけど)、肝心な1対1の対決のときは、どうして、お互いの杖から出るビーム同士がぶつかりあって対抗する形にしかならないのか? ほかの形は、ないの? こういう場面は子ども向け?
ヴォルちゃんも、対決後の大事なところで、ハリーにだまされてない? 感じあう2人(!)なのに、なんで気づかないんだろうなあ。
大決戦について思い返してみても、なんか、すごいことあったっけ? と思いつかない。
ハーマイオニーの活躍がないのも、つまらないんです。
かえって、ロンのほうが「さえてる」って、彼女自身が言ってたよね。ちんまりと、まとまっちゃった彼女など面白くない。
今回の活躍というか、印象に残るのは、ネヴィルとスネイプでしょう。あ、モリーも。
ただ、シリーズ最後という感慨はあった。
はじめは、見る気がなくて、TOHOシネマズ六本木ヒルズで1〜3作同時上映会があったときに、一気に観賞。
その後は劇場公開時にお付き合いしてきた。
いちばん好きだったのは「アズカバン〜」で、そのあとは、それを超える面白みを感じたのはなかったなあ。