楽しかった!!!!!
トム・クルーズが出ることくらいしか知らずに、ミュージカルだというので観にいったのである。
なぜなら…ミュージカル大好きだからだー!
バスの中でヒロインが歌を歌いだし、乗客たちが加わってくる。こういうシチュエーションは楽しい。
街中を歩きながら歌うと、周囲の人も歌いかけてくる。
ミュージカル嫌いの方々が観たら、そんなことがあるわけない、わざとらしい、と即座に感じる映画だな〜と思いながら観ていた。
でも、楽しいのだよね!
分からん人は、ほっとくしかない。
ヒロインのジュリアン・ハフ。
田舎から出てきたっぽい感じが、とっても良いのです。かわいいし。
ぴったんこな役だと思いますね。
彼女は「バーレスク」にも出ていた。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズは、2002年の映画「シカゴ」で、ミュージカル女優としての実力は実証済み。
それが、市長の奥さんという役だったので、一瞬、歌を歌わないのかと危惧したのだが…やってくれました!
社会に悪影響を与える音楽は糾弾するべきと、ヒステリックに歌う(?)、しかも同志の奥様連中と群舞ですよ!(笑)
しかも、曲が私の好きなパット・べネターの!
“Hit Me With Your Best Shot”
この時点で、もう天にも昇った! ハッピーで!
キャサゼタのオーバーな振り付けも最高に決まってたし、さすがだと思ったね! この1曲だけでも、この映画にグッサリと存在感を打ち込んだキャサゼタ! 並じゃないぜ。
ほかの曲は、聞いたことがあるものもあるし、知らないのもありで、そんなに詳しくはないのだけれど、やっぱり楽しい。ミュージカルは楽しい。大好き。
関係ないけど、いま映画館で流れている「レ・ミゼラブル」の予告編で、アン・ハサウェイさんが歌う
“I Dreamed A Dream”を聴くだけでも泣いているくらいだから、映画のなかの歌というものは私の心に響いてくるのですよね。
そういうわけで、ミュージカル映画は総じて高得点になる。
トム・クルーズのカリスマ歌手っぷりも堂に入ったもので驚いた。
ちょっと、おばかムードはあるし、若いカップルの、ありがちな恋愛話が軸ではあるけど、歌で楽しければいいじゃん!
…そういえば、私の大好きな「ムーラン・ルージュ」も、おばかな部分があって、恋愛があって、既成曲を使っているミュージカルだ!
昔の、観客入替えなしの映画館だったら、続けて2回は観たと思うなあ。