セッション

WHIPLASH
脚本・監督 デイミアン・チャゼル
出演 マイルズ・テラー  J・K・シモンズ  メリッサ・ブノワ  ポール・ライザー  オースティン・ストウェル  ネイト・ラング
撮影 シャロン・メール
編集 トム・クロス
2014年 アメリカ作品 107分
好き度☆★


ほぼ、嫌い

学校での出来事で映画が終わっていたら、ほとんど「クズ」に思っていたかも。

ネタばれ。

そのあと、すごいシーンがあったけど、それにしてもドラムスがすごいな(早いな)ということで、なおも、なにくそ!の意地の根性論がついてきただけのことで、ちょっと、すごかっただけ。
あの先公にしても、ヤツに少し圧倒されただけで、性格も根性も何もかも変わっていないと思う。あのあとは、元通りだと思うね、私は。

だいたい、リアルな「スポ根」なんて嫌いなんですよ。(アニメなんかは、いいけど。)
しごく野郎も大嫌い。
おまえ、しごかなきゃ指導できないのかよ、と言ってやる。
いじめたいだけだろ? と言ってやる。
初日の登校時間連絡から、さっそく、いじめてるやんか、クズ野郎。意味わからんわ。
しかも、最後の最後の最後まで最低のクズ

まあ、そういう指導を受け入れて、歯をくいしばって付いていく、というんなら、それはそれでいいですけど。勝手にすれば。
音楽って「音」が「楽しい」ことじゃないのか? 努力も必要なのはわかるが、苦しいだけで、どうするよ。そのあとに達成感や喜びがあるんだ、なんて言わないでくれよ。単に誇張した「映画」じゃないか、とは言わないでくれよ。
SM映画か。
原題のとおり「ムチ打ち」でいいんじゃないか。ぴったりでしょ。「セッション」なんて無難な邦題つけて。つまらん。

授業で認められたから自信がついて、女の子に声をかけてデートに誘えた、電話ができた、というところだけは、よーく理解できる!(笑)




〔2015年5月17日(日) TOHOシネマズ シャンテ〕


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