地味だけど、ちまた(アメリカとか?)で言われているほど悪くはない。
マーベルのヒーロー映画のイメージからすると、アクションは少なく、爽快でもない。
前半は普通の人間のドラマだし、変な(ファンタスティックな)能力がついたあとも、多少なりとも喜んでいるようなのは、火を出せる&飛べるようになった男だけ。
普通に考えれば、変なヤツになってしまったよ、という思いのほうが大きいのが当たり前で、本作の話の流れは、まったく正しいのだと思う。
やっぱり、かわいそうなのは、岩のような見かけになってしまった男。ほかの3人は、ともかく見かけは人間なんだから、ずいぶんな差だ!
演じるのが、けっこう実績のある俳優のジェイミー・ベルなのだが、岩男になってしまったら、もう、誰が演じてもいいじゃん(…そのへんにいるオッサンでも…俺か!?)と。(笑)
あんまり頼りにならなさそうなフツーな人としての主役がマイルズ・テラーというのは、わりといい線ではないか。
いままで演じてきた役柄のせいか、あまり好きじゃない俳優だが、多少は見直した。(偉そうなことを言っている。)
ヒロイン役がケイト・マーラさん。ルーニー・マーラさんという女優もいるし、どっちがどうだっけ? ややこしいな、とか思ってたら、ケイトはルーニーの2歳上の姉なのかよ! いわれてみれば、姉っぽい。(どこがだ?)
…ほかには、マーラって女優さんは、いなかったっけな。