スーパーマン(2025)

脚本・監督 ジェームズ・ガン
出演 デヴィッド・コレンスウェット  レイチェル・ブロズナハン  ニコラス・ホルト  サラ・サンパイオ  ミリー・オールコック  イザベラ・メルセド  マリア・ガブリエラ・デ・ファリア  エディ・ガテギ  ネイサン・フィリオン  アンソニー・キャリガン
撮影 ヘンリー・ブラハム
編集 ウィリアム・ホイ  ジェイソン・バランタイン
音楽 ジョン・マーフィ
2025年 アメリカ作品 129分
好き度☆☆☆☆★


観た! アクションがすごいだけじゃない、ユーモアがあるのがジェームズ・ガン監督。しかも5回は泣いた。つまり最高だよね! 彼に任せりゃ間違いない。

…とXに書いておいた。
いまどき、普通にアクションがすごいだけじゃダメなんよ。ユーモアや人情がプラスされないと響かない。少なくとも私には。
そして、スーパーマンだから、やってほしいシーンなんかもあるわけで。たとえば、恋人との空中ラブ!? 以前は一緒に飛んだりしたからね。ふたりのラブシーンには必須。

俳優陣、誰ですかー?って知らない方々なんだけど、スーパーマンとロイス・レインのカップルどちらも、1978年作のクリストファー・リーヴとマーゴット・キダ―に近いイメージ。ちゃんと尊重してるでしょ、監督。

大きく彩りを添えるのが、クリプト・ザ・スーパードッグ。やんちゃすぎて、飛びついてくるのはいいが、その勢いにスーパーマンやスーパーガールのほうが倒されてしまうのが笑うというか微笑ましい。
かわいい動物には勝てない。同じガン監督作品でいえば、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのアライグマ・ロケットで実証済みだ。
次作はスーパーガールとクリプト主演?らしい。

ひとつだけ、ああ、これ、そうしちゃうのか…と思ったところがあったのだが、そうしなければ、あのキャラクターはその行動をとらなかっただろうな…と納得した。必然性はあったのだと思える。ネタバレしたくないので、あやふやしているが許されたい。

いきなり「ジャスティス・ギャング」なる3人組が出てきたり、ん、レックス・ルーサーって、以前のスーパーマン映画にもいたよねえ、とか、スーパーマンの基地って、そういうのがあるんだっけ、なんて、いろいろ楽しさゾクゾク(続々)。説明がなくても、そういうもんだと楽しめるし。

スーパーマンって、すべての創作ヒーローの基本という感じがする。名前だってシンプルに「スーパーなヤツ」だし、人間の形にマントを羽織っただけだし、力が強くて飛んだりするだけ(今回はビームなんかは出さなかった気がする)だし。
そこで、ドーンとおもしろく見せるのは、脚本・監督のガンの力量というしかない。ガーン!




〔2025年7月13日(日) イオンシネマ 大井〕


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