1986年7月10日、19枚目のシングル「夜明けのMEW」発売。
「100%男女交際」の発売から、2か月半も経っていない。
今度のシングルは、スローに、しっとり聴かせる曲をもってきた。
MEWってなんだ?…猫っぽいな、君がないた、って歌詞からすると、君って猫? 「ミュー」と鳴いた? でも、人だろうな、などと考えながら。
ジャケットは落ち着いた大人っぽさで、「なんてったって〜」「〜男女交際」と、ブッ飛んできた路線を一気に変えた。
「夜明けのMEW」
作詞:秋元 康/作曲:筒美 京平/編曲:武部 聡志
「Non Non Non」(B面)
作詞:秋元 康/作曲:筒美 京平/編曲:武部 聡志
作詞の秋元康は、小泉さんのディレクターの田村充義から、猫をテーマにした詞を頼まれたという。
小泉さんは、7月12日公開の「子猫物語」で詩の朗読をしているが、ディレクターとしては、その映画と関連づけたかったのだろうか。
じっくりと歌詞を味わってみると、悲しいのである。じーんとくる。若さの悲恋の甘酸っぱさ。
で、それこそが人の心をつかむ、長くつづく名曲たりえることになる…。
筒美京平もあいかわらず、すごい。たとえば、「君をすべて〜」のところのメロディ。「君を」と「すべて」が同じ音階の繰り返しで、しかも、この繰り返しが(歌詞は変わるが)5回(6回)も続く。
繰り返しって、飽きる。私なら普通、飽きる。しつこい、と思いがち。でも、これは感情がこもっているから、いいのである! いいのだ! 好きだから、いいのかもしれないが、そう思うことはそれはそれで正しいに違いないのだ。
B面「Non Non Non」は、ストレートなロック調ポップ。
オリコン最高順位2位、年間71位。ザ・ベストテン最高順位6位、年間25位。歌のトップテン最高順位5位。
「子猫物語」
1986年7月12日公開。畑正憲監督。小泉さんは谷川俊太郎の詩の朗読を担当。映画のCMのナレーションもやった。
フジテレビ制作で、露木茂アナウンサーがナレーションを担当、音楽監督は坂本龍一。小泉さんの出番は5回ほどだったか。
参考:
ウィキペディア 小泉今日子
(c) Victor Entertainment Corp. フジテレビジョン
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