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配列を指定された行数・列数だけ拡大するEXPAND関数の使い方
更新:2024/12/14;作成:2022/9/4
配列を指定された行数・列数だけ拡大する
 イクスパンド
=EXPAND(array,rows,[columns],[pad_with])
  - EXPAND関数がExcel for Microsoft 365 で使用することができるようになりました。(2022/9/2に確認しました) 
 Excel2024(2024/10/2から市販されました)でも使用できるようになりました。
EXPAND関数の引数
  - EXPAND関数の引数(現時点では英語表記になっています。)
 
| 引数 |  | 意味 |  
| array | 必須 | セル範囲や配列 |  
| rows | 必須 | 展開された配列内の行数。 |  
| columns | 省略可 | 展開された配列内の列数。 |  
| pad_with 代替文字
 | 省略可 | 埋め込む値。 既定値は #N/A です。 エラーの場合の値を指定します。
 |  
 
引数のRowsを指定する
  - B2:E4セルに入力されている値(配列)を4行に拡大します。
 B7セルには =EXPAND(B2:E4,4) と入力しています。
 C3セルは空欄のセルです。EXPAND関数を通すと 0 に変換されています。
 元の配列より拡張された部分(4行目)には #N/A が入力されます。
  
- 元の配列の行数より小さい値を指定するとエラー #VALUE! が表示されます。
  
引数のColumnsを指定する
  - B2:E4セルに入力されている値(配列)を5列*4行に拡大します。
 B7セルには =EXPAND(B2:E4,4,5) と入力しています。
 C3セルは空欄のセルです。EXPAND関数を通すと 0 に変換されています。
 元の配列より拡張された部分(4行目と5列目)には #N/A が入力されます。
  
引数のpad_withを指定する
  - #N/A の代わりに表示する代替文字を設定する
 B7セルには =EXPAND(B2:E4,4,5,"-") と入力しています。
   
2行5列の配列を3行6列に拡大した例
  - 配列をSEQUENCE関数で2行5列の配列を作成して、EXPAND関数で3行6列の配列に拡張した例です。
 B5セルには =EXPAND(SEQUENCE(2,5,1000,10),3,6) と入力しています。
 拡張して、元の配列が無い部分には部分には #N/A が返されます。
  
2行3列の配列を3行2列の配列をつなげる
  - 列数が異なる配列をVSTACK関数でつなげるとき、配列の列数を合わせるときに利用できます。
  
- =VSTACK(B2:D3,F2:G4) では列数が足りないところには #N/Aエラーとなります。
 =IFERROR(VSTACK(B2:D3,F2:G4),"") とする方法もあります。
- Expand関数で列数を広げて、VSTACK関数でつなげることができます。
 =VSTACK(B2:D3,EXPAND(F2:G4,,3,""))
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テーブルのデータに1列追加する
  - テーブル「鹿児島」に店名の列を1列増やします。
 =EXPAND(鹿児島,ROWS(鹿児島[日付]),COLUMNS(鹿児島[#見出し])+1,B2)
- 後ろに追加されて列を最初の列に移動します。
 =CHOOSECOLS(EXPAND(鹿児島,ROWS(鹿児島[日付]),COLUMNS(鹿児島[#見出し])+1,B2),{4,1,2,3})
  
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