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IFERROR関数の使い方
- 論理関数のIFERROR関数はExcel2007で追加された関数です。
IFERROR関数:数式がエラーとして評価される場合は指定の値を返し、それ以外の場合は数式の結果を返します。 Topへ
イフエラー
IFERROR(値,エラーの場合の値)
Excel2007で追加された関数です。
- 評価されるエラーの種類には、#N/A、#VALUE!、#REF!、#DIV/0!、#NUM!、#NAME? または #NULL! があります。
引数の値のところに入力した数式がエラーを返したときは、引数で指定した値を返しますが、エラーではないときは数式の結果が表示されます。
- 例えば、Excel2003以前では、IF関数とISERROR関数を利用して組み立てていた数式が
=IF(ISERROR(C3/D3),0,C3/D3) であったら、IFERROR関数を使うと =IFERROR(C3/D3,0) と簡易な数式となります。
IF関数とISERROR関数を利用した場合は2回数式を書かないといけませんが、ISERROR関数では1回で済みます。
- (例題)下表で販売単価を=C3/D3で求める場合、販売数が0の時(E4セル)エラーとなります。
エラーが表示されないようにしなさい。なお、エラーの時は数値の 0 (ゼロ)を表示することとします。
|
B |
C |
D |
E |
2 |
名前 |
販売金額 |
販売数 |
販売単価 |
3 |
りんご |
1,500 |
10 |
150 |
4 |
みかん |
0 |
0 |
#DIV/0! |
5 |
バナナ |
1,700 |
14 |
121 |
- (解答例)エラーの時は0として処理するにはIFERROR関数を使います。
|
B |
C |
D |
E |
|
2 |
名前 |
販売金額 |
販売数 |
販売単価 |
|
3 |
りんご |
1,500 |
10 |
150 |
=IFERROR(C3/D3,0) |
4 |
みかん |
0 |
0 |
0 |
=IFERROR(C4/D4,0) |
5 |
バナナ |
1,700 |
14 |
121 |
=IFERROR(C5/D5,0) |
- 【問題2】下図のF3セルには コード番号から商品を求める数式 =VLOOKUP(E3,B3:C5,2,FALSE) が入力されています。
ところが、設定されていないコードが入力されると、エラー値が返されてしまいます。
ここでは「コードが間違いです」と表示するように数式を組み立てなさい。
- 【解答例】
F2セルに =IFERROR(VLOOKUP(E3,B3:C5,2,FALSE),"コードが間違いです") と入力します。
- Excel2013以降をご使用の場合は、VLOOKUP関数の場合は、エラー値が #N/A となるので、IFNA関数を使うことができます。
F3セルには =IFNA(VLOOKUP(E3,$B$3:$C$5,2,FALSE),"コードが間違いです") と入力することもできます。
- ちなみに、IF関数とISNA関数を使うと長い数式になります。
=IF(ISNA(VLOOKUP(E3,$B$3:$C$5,2,FALSE)),"コードが間違いです",VLOOKUP(E3,$B$3:$C$5,2,FALSE))
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