オートカルクの値をクリップボードにコピーすることができるようになりました

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更新:2025/11/14;作成:2021/9/18

オートカルクの値をクリップボードにコピーすることができるようになりました　Topへ

Microsoft365ではオートカルクで表示されている値をクリックすると、クリップボードにコピーすることができるようになりました。
オートカルクの機能で表示された計算結果をコピー/貼り付けすることができるようになっています。(記 2021/9/18)
オートカルクとは、Excelでセルを範囲選択するだけで、その選択範囲の平均、データの個数、数値の個数、最小値、最大値、合計の計算結果をステータスバーに表示してくれる機能です。
これまでは、VBAで対処する方法が各サイトで公開されていました。
オートカルクの値をコピーして使いたいという要望は多かったものと推察されます。

オートカルクの値を表示する　　Topへ

Excelのステータスバーを右クリックして、リストを表示します。
平均～合計が表示されていますので、表示したい計算にチェックを入れます。
計算したいセルを選択すると、計算結果がステータスバーに表示されます。

オートカルクの値をクリップボードにコピーして利用する　Topへ

数値が入力されたセルを選択すると、その合計や平均などの計算結果がステータスバーに表示される機能があります。
これが「オートカルク」という機能です。
ステータスバーに表示された「合計：30.5」にマウスポインターを合わせると、「選択したセル範囲の合計(クリップボードにコピー)」と表示されるようになりました。
ステータスバーに表示された「合計：30.5」をクリックします。
すると、この値「30.5」がクリップボードにコピーされます。
セルを選択して、[Ctrl]+[V]で貼り付けると、「30.5」がセルに貼り付けることができました。
同じく、平均をコピーして貼り付けてみます。
ステータスバーの「平均:10.16666667」をクリックします。
B3セルを選択して、[Ctrl]+[V]で貼り付けます。
平均値を貼り付けることができました。
実は、表示桁数を多くすると、貼り付けられたのはステータスバーに表示されている数値であるのがわかります。
(上の図では数式バーを見るとセルの値がステータスバーに表示されている値と同じであるのがわかります。)
AVERAGE関数で計算した数値は下図のD3セルの値になります。
細かなことですが、オートカルクでの計算結果がコピーされているのであって、AVERAGE関数などExcel関数での計算結果とは異なっていることには注意してください。

クリップボードを表示して値をセルに入力する　　Topへ

上記ではクリップボードにコピーして、その値をすぐに貼り付ける操作を説明しました。
Office クリップボードには24個のアイテムをコピーできますので、その中のいずれの値でも利用することができます。

ステータスバーに表示されたオートカルクの値　平均、データの個数、合計を順番にクリックして、クリップボードにコピーしました。
Office クリップボードでは24個のアイテムをコピーできます。
クリップボード(3/24) アイテムは収集されました。と表示されました。
このコピーした値は３個目の値といった感じです。
クリップボードの値を貼り付けたいセルを D3セルを選択します。
[ホーム]タブのクリップボードグループのダイアログボックス起動ツールをクリックします。
表示された作業ウィンドウ（クリップボード）の「270」をクリックしました。
D3セルにクリップボードの値が入力されます。

ウィンドウズクリップボードの値をセルに入力する　　　Topへ

Windows10以降ではウィンドウズクリップボードを [Windows]+[V]で呼び出すことができます。

ウィンドウズの設定でクリップボードの履歴が利用できないときは、下図のようなダイアログボックスが表示されます。
下図はWindows11でクリップボードの履歴をオフにしていた時に、Excelで [Windows]+[V]を押したときのものです。
[オンにする]ボタンをクリックします。
- ウィンドウズの設定から変更することもできます。
  システムでクリップボードを選択します。
  
  ↓
  クリップボードの履歴を[ON]にします。
ステータスバーに表示されたオートカルクの値　平均、データの個数、合計を順番にクリックして、クリップボードにコピーしました。
入力するセルを選択します。
Windows10以降ではウィンドウズクリップボードを [Windows]+[V]で呼び出すことができます。
クリップボードの履歴の値をクリックすると入力されます。