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GESTEP関数の使い方(しきい値と比較する)
更新:2025/1/26;作成:2017/11/30
指定したしきい値より大きいか、小さいかを調べます。 topへ
ジー イー ステップ
=GESTEP(数値,[しきい値])
数値:比較する数値
しきい値:しきい値となる数値、省略可能ですが省略すると0を指定したことになります。
Excel2003以前のバージョンでは、この関数が使用できず、エラー値 #NAME? が返される場合は、分析ツール アドインを組み込む必要があります。
- 数値 >= しきい値 のとき1を返し、それ以外の場合は0を返します。
- 【問題1】日々の販売数のデータが有ります。販売目標数を達成した日は何日か求めなさい。
- 解答と答えを比較して正答であれば1、誤答であれば0をE列に返しなさい。
E13セルには正解数を求めなさい。
|
B |
C |
D |
E |
2 |
|
|
販売目標数 |
300 |
3 |
|
|
目標達成日数 |
3 |
4 |
|
|
|
|
5 |
日付 |
販売数 |
達成の判定 |
|
6 |
5月1日 |
280 |
0 |
|
7 |
5月2日 |
247 |
0 |
|
8 |
5月3日 |
397 |
1 |
|
9 |
5月4日 |
358 |
1 |
|
10 |
5月5日 |
231 |
0 |
|
11 |
5月6日 |
429 |
1 |
|
- 【問題1の解答例】
- GESTEP関数を使って求めてみました。
目標達成日数はSUM関数で求めることができます。
D6セルに =GESTEP(C6,$E$2) と入力して、オートフィルでD11セルまで数式をコピーします。
E3セルには =SUM(D6:D11) と入力します。
- 関数の引数を使う場合は、D6セルでは、数値に C6、しきい値に $E$2 を指定します。
- 【別解】
- 以上であるか否かを調べるので D6セルは =C6>=$E$2 と論理式で書くことができます。
ただし、これではTRUE/FALSEを返しますので =(C6>=$E$2)*1 とすると1または0を返します。
- D6:D11を使わないで直接目標達成日数を求めることができます。
=COUNTIF(C6:C11,">="&E2) とすると 3 が返ります。
- 【問題2】鹿児島市の年間降水量のデータがあります。過去28年の平均より多い年はいくつでしょう。
E6セルに答えを求めなさい。
|
B |
C |
D |
E |
2 |
降水量(mm) |
|
|
|
3 |
年 |
合計 |
数式 |
過去28年の平均降水量 |
4 |
2011年 |
2063 |
|
2479 |
5 |
2012年 |
2895 |
|
答え |
6 |
2013年 |
1777 |
|
8 |
7 |
2014年 |
2834 |
|
|
8 |
2015年 |
3663 |
|
|
9 |
2016年 |
3285 |
|
|
10 |
2017年 |
2274 |
|
|
11 |
2018年 |
2397 |
|
|
12 |
2019年 |
2470 |
|
|
13 |
2020年 |
2977 |
|
|
14 |
2021年 |
2782 |
|
|
15 |
2022年 |
2416 |
|
|
16 |
2023年 |
2510 |
|
|
17 |
2024年 |
3064 |
|
|
- 【問題3】上記の過去28年の平均より多い年のB.C列を塗りつぶしなさい。
- 【問題2の解答例】
- D列を作業列として利用します。
D4セルに =GESTEP(C4,$E$4) と入力して、D17セルまでオートフィルなどで数式をコピーします。
E6セルには =SUM(D4:D17) と入力します。

- 【問題3の解答例】
- 条件付き書式で対応します。
塗りつぶしたいデータ範囲を選択します。

- [ホーム]タブの[条件付き書式]→[新しいルール]を実行します。

- [数式を使用して、書式設定するセルを決定]を選択します。
次の数式を満たす場合に値を書式設定に =GESTEP($C4,$E$4) と入力します。
選択範囲の左上隅のセル(B4セル)を基準に数式を作成します。よって、$C4 と複合参照にします。
[書式]ボタンをクリックして、塗りつぶしの色を設定します。
[OK]ボタンをクリックします。

- 対象のセルが塗りつぶされました。

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