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- 数値を丸める関数(四捨五入・切り捨て・切り上げ)
- 数値データを四捨五入したり、切り捨てたり、切り上げたりする数値の丸め処理の方法を書いています。
更新:2020/11/13;作成:2007/9/17
ROUND関数:=ROUND(数値,桁数)
- 数値または数値が入力されたセルを指定した桁数に四捨五入する。
- 桁数は0の位に四捨五入する時は0を指定します。
- 小数点以下に四捨五入する時は1,2,・・・と正数を指定します。
- 10の位,100の位・・・に四捨五入する時は-1,-2,・・・と負の整数を指定します。
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MROUND関数:=MROUND(数値,倍数)
Excel2003以前でこの関数が使用できず、エラー値 #NAME? が返される場合は、分析ツール アドインを組み込む必要があります。
- 指定された値の倍数になるように、数値を切り上げまたは切り捨てて丸めます。
- 数値を倍数で割った剰余が倍数の半分以上である場合は、0 から遠い方の値に丸められます。
- 時刻を15分単位で四捨五入する例です。
ROUNDDOWN関数:=ROUNDDOWN(数値,桁数)
- 数値または数値が入力されたセルを指定した桁数に切り捨てる。
- 桁数は0の位に切り捨てる時は0を指定します。
- 小数点以下に切り捨てる時は1,2,・・・と正数を指定します。
- 10の位,100の位・・・に切り捨てる時は-1,-2,・・・と負の整数を指定します。
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TRUNC関数:=TRUNC(数値,桁数)
- 数値の小数部を切り捨てて、整数または指定した桁数に変換します。
- ROUNDDWN関数と同様な結果を返します。
- =TRUNC(A1,0)
INT関数:=INT(数値)
- 指定した数値を最も近い整数に切り捨てます。
- TRUNC関数と似ていますが、負の数値の時異なります。
- =INT(A2)
FLOOR関数:=FLOOR(数値,基準値)
- 指定された基準値の倍数のうち、最も近い値に数値を切り捨てます
- 時刻を30分単位に切り捨てる例です。
- =FLOOR(A1,"0:30")
- 数値が正で基準値が負の場合、エラー値 #NUM! が返されます。
数値の符号が正の場合、値は切り捨てられ、0 の方に近い値に調整されます。
数値の符号が負の場合、値は切り捨てられ、0 から離れた値に調整されます。
指定された数値が基準値の倍数と等しい場合は、数値は丸められずにその値が返されます。
- =FLOOR(A1,5)
=FLOOR(A1,-5)
- これをIF関数で場合分けすると、=IF(A1>0,FLOOR(A1,5),FLOOR(A1,-5))
- SIGN関数を組み合わせると、=FLOOR(A1,5*SIGN(A1))
ROUNDUP関数:=ROUNDUP(数値,桁数)
- 数値または数値が入力されたセルを桁数に切り上げる。
- 桁数は0の位に切り上げるは0を指定します。
- 小数点以下に切り上げる時は1,2,・・・と正数を指定します。
- 10の位,100の位・・・に切り上げる時は-1,-2,・・・と負の整数を指定します。
-
CEILING関数:=CEILING(数値,基準値)
- 指定された基準値の倍数のうち、最も近い値に数値を切り上げます
- 時刻を30分単位に切り上げる例です。
- =CEILING(A2,"0:30")
- 数値の符号に関係なく、切り上げられた値の絶対値は、数値より大きくなります。
指定された数値が基準値の倍数と等しい場合は、数値は丸められずにその値が返されます。
数値と基準値がどちらも負の数である場合、値は小さい方 (0 から遠い方) の数値に切り上げられます。
数値が負の数で、基準値が正の数である場合、値は大きい方 (0 に近い方) の数値に切り上げられます。
- =CEILING(A1,5)
=CEILING(A1,-5)
- これをIF関数で場合分けすると、=IF(A1>0,CEILING(A1,5),CEILING(A1,-5))
- SIGN関数を組み合わせると、=CEILING(A1,5*SIGN(A1))
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