エクセル練習問題：データの抽出(フィルターオプションの設定・詳細設定)

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問題1：B2:H21に売上表があります。担当者が「岡」と「上村」のデータをB25セル以降に書き出しなさい。
なお、この操作はフィルターオプションの設定(詳細設定)で抽出するものとします。　　問題1の解答

	B	C	D	E	F	G	H
2	伝票№	日付	担当者	型番	単価	数量	売上金額
3	1001	2006/1/1	岡田	A-001B	5,000	15	75,000
4	1002	2006/1/1	上村	A-001W	5,000	22	110,000
5	1003	2006/1/1	相沢	C-105W	8,000	14	112,000
6	1004	2006/2/1	井上	B-022B	6,000	24	144,000
7	1005	2006/2/1	相沢	A-001B	5,000	15	75,000
8	1006	2006/2/1	岡	A-001W	5,000	12	60,000
9	1007	2006/3/1	上村	B-022B	6,000	13	78,000
10	1008	2006/3/1	岡田	C-105B	8,000	12	96,000
11	1009	2006/3/1	相沢	A-001W	5,000	16	80,000
12	1010	2006/4/1	上村	B-033W	7,000	14	98,000
13	1011	2006/4/1	相沢	C-105B	8,000	24	192,000
14	1012	2006/4/1	岡	B-033W	7,000	22	154,000
15	1013	2006/5/1	井上	A-001B	5,000	13	65,000
16	1014	2006/5/1	上村	C-105W	8,000	23	184,000
17	1015	2006/5/1	井上	B-033W	7,000	14	98,000
18	1016	2006/6/1	岡	C-105B	8,000	18	144,000
19	1017	2006/6/1	相沢	B-022B	6,000	19	114,000
20
21		合計					1,879,000

問題2：上記売上表から[型番」に「W」を含むデータを抽出しなさい。
なお、この操作はフィルターオプションの設定(詳細設定)で抽出するものとします。　　　問題2の解答
問題3：上記売上表から[担当者」が「岡」で「売上金額」が「平均値より下」のデータを抽出しなさい。
なお、この操作はフィルターオプションの設定(詳細設定)で抽出するものとします。　　　問題3の解答

問題1の解答例　　　 topへ

抽出条件をK2:K4に以下のように入力します。
これは完全一致で検索するためです。
「岡」と入力すると前方一致で検索されますので、完全一致で検索するには ="=岡"　と入力します。（Excel2002を除く）

K

2 担当者

3 ="=岡"

4 ="=上村"
抽出結果

フィルターオプションの設定での操作手順

データ範囲B2:H19を選択します。
なお、データ範囲の周囲の列や行が空欄でExcelがデータ範囲を自動で認識できる状態であるなら、データ範囲内のセルを選択しているだけでOKです。
- [Ctrl]+[Shift]+[*]キーで選択される範囲がExcelが認識しているデータ範囲となります。
[データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[詳細設定]を実行します。
[フィルターオプションの設定]ダイアログが表示されます。
- 下記の例はSheet1で実行したものです。
  「指定した範囲」にチェックを入れます。
  リスト範囲：$B$2:$H$19
  検索条件範囲：Sheet1!$K$2:$K$4
  抽出範囲：Sheet1!$B$25
  [OK]ボタンをクリックします。
該当データが抽出されました。

検索条件を数式で書くこともできます。

K2セルは空欄のままにします。もしくは、列見出しと重複しない文字列を入力します。
操作手順等は省略します。
K3セルに以下の数式を入力します。

K

2

3 =OR(D3="岡",D3="上村")
データ範囲B2:H19を選択します。
なお、データ範囲の周囲の列や行が空欄でExcelがデータ範囲を自動で認識できる状態であるなら、データ範囲内のセルを選択しているだけでOKです。
- [Ctrl]+[Shift]+[*]キーで選択される範囲がExcelが認識しているデータ範囲となります。
[データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[詳細設定]を実行します。
[フィルターオプションの設定]ダイアログで設定します。下記の例はSheet1で実行したものです。
- 「指定した範囲」にチェックを入れます。
  リスト範囲：$B$2:$H$19
  検索条件範囲：$K$2:$K$3
  抽出範囲：$B$25
該当データが抽出されました。

問題2の解答例　　　　 topへ

抽出条件をK2:K3に以下のように入力します。
K2セルに列見出し型番　と入力します。
K3セルにはワイルドカード文字を使います。 W に前後に *(アスタリスク)を入力します。

K

2 型番

3 *W*
抽出結果

フィルターオプションの設定の部分だけを書きます。前後は問題1と同様です。

データ範囲B2:H19を選択します。
[データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[詳細設定]を実行します。
[フィルターオプションの設定]ダイアログで設定します。
「指定した範囲」にチェックを入れます。
リスト範囲：$B$2:$H$19
検索条件範囲：Sheet1!$K$2:$K$3
抽出範囲：Sheet1!$B$25
型番に W を含むデータが抽出されました。

検索条件を数式で書くこともできます。

K2セルは空欄のままにします。もしくは、列見出しと重複しない文字列を入力します。

K

2

3 =FIND("W",E3)
シート上の表示は以下のようにエラーになりますが、気にしないでください。
(数式はデータリストの最初の行のセルを対象に書きますので、このデータが条件を満たしていないのでエラーになっています)
「W」を含むセルでは数値が返るので、この数式で抽出は可能です。

データ範囲B2:H19を選択します。
[データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[詳細設定]を実行します。
[フィルターオプションの設定]ダイアログで設定します。
「指定した範囲」にチェックを入れます。
リスト範囲：$B$2:$H$19
検索条件範囲：$K$2:$K$3 ←ここがポイントです。空欄のK2セルから指定します。
抽出範囲：$B$25
型番に W を含むデータが抽出されました。

問題3の解答例　　　　 topへ

抽出条件をK2:L3に以下のように入力します。
- K2,L2セルにはそれぞれ検索する列見出し　担当者　と　売上金額を入力します。
- K3セルには　完全一致で検索するため、＝”＝岡"　と入力します。
  「岡」と入力すると前方一致で検索されるためです。（Excel2002を除く）
- L3セルには「売上金額」が「平均値より下」という条件を数式で設定します。
  ="<"&AVERAGE（H3:H19)　と入力します。　比較演算子 < は　"" でくくり、関数とは & でつなぎます。
  
  K L
  
  2 担当者売上金額
  
  3 ="=岡" ="<" & AVERAGE(H3:H19)
- シート上の表示は以下のようになります。
  L3セルには入力した数式の計算結果が表示されます。
抽出結果

フィルターオプションの設定方法

データ範囲B2:H19を選択します。
[データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[詳細設定]を実行します。
[フィルターオプションの設定]ダイアログで設定します。
「指定した範囲」にチェックを入れます。
リスト範囲：$B$2:$H$19
検索条件範囲：$K$2:$L$3
抽出範囲：$B$25
データが抽出できました。

検索条件を数式で書くこともできます。

K2セルは空欄のままにします。もしくは、列見出しと重複しない文字列を入力します。
- AVERAGE関数の引数(セル範囲)は絶対参照とします。
K

2

3 =AND(D3="岡田",H3<AVERAGE($H$3:$H$19))
データ範囲B2:H19を選択します。
[データ]タブの[並べ替えとフィルター]グループにある[詳細設定]を実行します。
[フィルターオプションの設定]ダイアログで設定します。
「指定した範囲」にチェックを入れます。
リスト範囲：$B$2:$H$19
検索条件範囲：$K$2:$K$3 ←ここがポイントです。空欄のK2セルから指定します。
抽出範囲：$B$25
データが抽出できました。

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