「当たり前のことを掘っておくと困難になる。困難なことを掘っておくと不可能になる」
「神は絶えず今だ、今こそチャンスだと言い、悪魔は明日だ、明日に延ばしたらとささやく」という
相田みつをの詩集に
「考えてばかりいると日が暮れちゃうよ」
「生きているうち 日の暮れぬうち」
「ともかく 具体的に動いてごらん 具体的に動けば 具体的な答えがでるから」
「今が大事」
「その時 自分ならどうする」
新しい出会いを求める心は、通りすがりの路傍で焚き火の輪に加わり、手をかざしている打ちに話が弾むと言うことではあるまいか。
通りすがっても、加わらなければ出会いはなく、人の心を温められないと思う。
通りすがりの人たちのために木を集め火を点け薪を燃やすと言う自然の行為が人生の出会いだと思う。
明日ではなく今、他ではなく此処、そして
「あなたがただそこにいるだけで みんなの心が安らぐ そんなあなたに私も成りたい」
― 相田みつを
この、今、此処の場の明るく暖かく安らぎのある空気―これは燃え続け、暖かい輪が広がる「焚き火する心」である。
「出会い」とは、今、此処に、まさに焚き火に加わる心である。
昭和63年 盛夏にあたって
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