日々是好日No18

「いつでも火をくべるのよ。自分がこなごなになった氷のように感じてるときでもね」
と、偉大な女優エセル・マーマンはいつも言っていた。
彼女の人生は烈しいものだった。数え切れないほどの映画に出演しスターの座にいた。
4回結婚し、娘の死に苦しみ、脳腫瘍の手術をした。
彼女は全力で生きた。その時、その時を精一杯生きた。自分の意志で情熱を持って生きた

蝶々を見上げて「私はそこへいけないわ」と叫ぶ青虫の話しは余りにも惨めである。
新しいこと、不確かなことに手を出せばそれだけ不安も増えるだろう。しかし、何も起こらないよりも少しでも変化した方が良いに決まっている。またどんな変化も良い方向に向いているものだ。

新しい門出を開き、新鮮な体験をし、人生に喜びを感じることだと思う。

「愛は行動に移されるまでは愛とは言えない」
愛は行動で示されない限り単なる良い考え、単なる言葉に過ぎない。

毎日毎日、新鮮に自分らしく生きること。
肴も野菜も新鮮で生きの良いのが旨い。
「時間」も生きの良いうちに料理しなければ、味も素っ気もなくなってしまう。
料理には冷凍・乾燥と言った食品もあるが、時間となると、ミイラになった時間は箸にも棒にもかからない。「時間」を腐らせないことである。
「人生」とは、「NOW&HERE」を大切にし毎日を生きていくことである。
昭和63年 晩秋にあたって   日々是好日NO1〜ページへ     メインページへ    日々是好日へ