日々是好日59

ユダヤの民話に、次のような話がある。

神様が地球を作った後、動物の生命を決めようとした。

最初に、馬に30年与えようといったら、馬は「そんなに長く重いものを担ぐのは許してほしい」といい、18年減らし12年とした。



次に、犬に同じことを言った。犬は、「そんなに長く吠え続けるのは疲れる」といい、12年減らして18年とした。



猿は、「30年も人を笑わせ馬鹿にされるのはごめんだ」といい、20年にしてもらった。




最後に人間の番だった。

「30年、そんな短いのはいやだ。せっかく、子供を大きくし家を建てこれからというときに、もう終わりだなんてといやだ」といい、馬の18年、犬の12年、猿の10年をもらった。

人間は、最初の30年は、人間らしく生きたが、次の18年を苦労という重荷を背負って生き、次の12年は、歯が不十分なままもぐもぐいって過ごし、最後の10年は、可笑しいことを言い頭がおかしくぼけてしまった。


チェロキーインデイアンは、常にその場、その時をあるがまま精一杯楽しむ

温泉に入ったら、のんびりと温泉を楽しむ。
仕事を頑張るために温泉でストレスを解消しよう、疲れをとったら早く湯から上がって家に帰り明日からの仕事に備えようとは、チェロキーインデイアンは考えない。


父が55歳でなくなった。私はせめてその年を越えたいと思う。そして、できたら88歳の末広がりまで健康で生きたいと思う

人生とは、NOW&HERE、今、ここに、この瞬間を大切に、今日が人生最良の日として生きていくことだと思う。

                          平成9年 晩秋にあたって

 日々是好日