日々是好日No6

 本当は何もないのだよ あるらしく言うたり書いたりしてな
 いやどうしてこの嘘つきめ 本当は何も無いのだよ
 無いと言うことは実はないのだが そういわんと兎も角世間が騒がしいや
 この嘘つきの童安め           ― 宮崎 童安
 感度は人情の機微に通じていないとなかなかできない。
 30%の理性の一致しにくい部分が仮にあったとしても、
 70%の感情・人情の面で容易に一致することができる。
 これから「感」がつく言葉 共感、信頼感、一体感という言葉が大切になってくる。
 心が通じ合い、人情の機微が通じ合い、自然に言葉を自分で創りだしていくことが大切になってくる。
 心と心が結ばれることをラポール(心のベルト)と言う。
 相手がその関係を続けていきたいと願い、またその為の努力をする。
 無理な努力ではない。自然であり、楽しんでできる努力である。
 このベルトは相手の心に響くものである。まさに一体感である。

 すべての見えるものは 見えないものに触っている
 聞こえないものは 聞こえないものに触っている
 感じられるものは 感じられないものに触っている
 恐らく 考えられるものは 考えられないものに触っているだろう
                             ― ノバリース
 全ての見えるもの 聞こえるもの 感じられるもの 考えられるもの は、
 人生の様々なところに潜んでいる。様々なことを人に考えさせる。
 志賀直哉は
 「よく生きることが第一、小説が第二」と言っている。
 まさに人生とは、NOW&HEREに日々を生きることである。
 昭和62年 残暑に当たって    日々是好日NO1〜ページへ   メインページへ    日々是好日へ