キロ級潜水艦Kilo Class SSK
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| <特徴> 1、高度に自動化されたシステムキロ(877型)の戦闘システムは高度に自動化されており、操艦や射撃指揮 などは全てコンピューターで制御されている。また、魚雷の再装填作業も発令 所からの遠隔操作で行うことが出来る。
2、優れた静粛性キロ(877型)はロシア潜水艦としては非常に優れた静粛性を実現している。 船体は無反響タイルで覆われており、敵のソナーからの探知を防いでいる。 また、低速/無音潜航用に小型の電動機を装備。
3、多岐にわたる発展型が存在キロ級には本国向けや輸出向け、改良型など多数の発展型が存在している。 基本となるのはプロジェクト877と呼ばれるタイプで、射撃システムを改良型 のMVU−110EMに改めたタイプは877K型、6門の魚雷発射管のうち2門 をTEST−71M有線誘導魚雷発射可能としたタイプは877M型を呼ばれてい る。また、輸出型にはEの記号が付き、877E型、877EM型、877EKM型な どが存在する。ちなみに、最新型は艦の設計を大幅に改め、静粛性とソナーの 探知性能向上をはかった636型(NATO名 キロ4B)というタイプである。
<設計&開発> キロ級潜水艦はタンゴ級やフォックスロット級などのソ連海軍通常動力潜水艦 の後継として計画されたタイプである。アメリカ、フランスなどは現在原子力潜 水艦のみ建造しているが、旧ソ連は原子力潜水艦とともに通常動力潜水艦も 一貫して整備していた。これは、低い建造費や対社会的影響力、狭い海域での 作戦や哨戒行動における柔軟性、有力な輸出商品であることなどの要因による ものであると考えられている。計画は1974年からはじまり、設計はTsKB−18 ルビン設計局の手によって行われた。主任設計技師はコルミリツィン技師で、 ソ連海軍向けに1982年以降、改良型を含めて24隻が建造され、諸外国でも 21隻が就役している。船体構造は多くのソ連製潜水艦に見られる複殻式で、 艦内区画は1、発射管室・居住区・電池室 2、発令所 3、電池室 4、機械室 5、電動機室・主配電盤 6、二次推進器室・舵機室の6区画からなる。船体形状 は全体的にきれいな涙滴型になっており、セイルは船体に比べて比較的大型で、 角張っているのが特徴である。潜舵は艦首水線上に装備されており、引き込み 式となっている。電池の形式はタンゴ級潜水艦と同形式と見られる。武装は533 mm魚雷発射管×6門で、魚雷の再装填作業を含めて戦闘システムは高度に 自動化されている。M型以降はこの発射管6門のうち2門から有線誘導魚雷TE ST−71Mを発射可能。また、魚雷の代わりにDM−1機雷を最大24個搭載 することも出来る。潜望鏡は襲撃用と対空射撃用の2基を装備している。面白い のはキロ級は艦橋部分に対空ミサイルを装備できることだ。詳しいことは不明 だが、SA−N−8と見られるミサイルを試射したケースがあり、またSA−N− 10ミサイルの運用も可能であるという。ただし、この発射機は常設ではないようだ。 推進方式はディーゼル・エレクトリックで1軸推進、発電機2基、主電動機(60 00馬力)1基を搭載する他、低速/無音潜航用小型電動機を装備する。速力 は水上11ノット、水中17ノットだが、輸出用のE型では機関の出力が若干落と されている模様で速力も低下する。 キロ級のロシア海軍向けの建造は24隻をもって1994年に終了した。しかし、 輸出用に改良型の生産が現在も続けられており、冷戦中は友好国への兵器 援助として、冷戦後はロシアの主力輸出商品としてポーランドに1隻(ロプーチャ 級LSTとのバーター取引)、ルーマニアに1隻、アルジェリアに2隻、インドに10 隻、イランに3隻、中国に4隻の輸出実績を持ち、今後も発展型である877EK M型や636型などの輸出が継続されていくものと思われる。 |
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