トップページに戻る

ベリエフA−50メインステイ早期警戒機

A-50 Mainstay Airborn Early Warning and Control Aircraft

 

最大離陸重量 190000kg
最大搭載燃料重量 64820kg
最大着陸重量 151500kg
エンジン D−30KPターボジェットエンジン

推力12300kg×4基

最大航続距離 5000km
実用上昇限度 10200m
限界荷重 2G
巡航速度 600km/h
搭載レーダー Schnel−M

最大同時追跡目標数 50〜60個

最大戦闘機誘導数 10〜12機

探知距離 220〜240km

(戦闘機程度の大きさの目標)

使用国 ロシア防空軍(20機)

 

<開発&設計>

A−50メインステイ早期警戒機はTu−126モス早期警戒機の後継機として

ベリエフ設計局によって開発された。原型となったのはイリューシンIl−76輸

送機で、この輸送機はロシア国内で250機以上が稼動中である。

A−50という名称はベリエフ設計局内の試作機名称であるが、普通は正式

採用後にベリエフ設計局ならBe−○○(スホーイ設計局ならSu−○○、ミグ

設計局ならMiG−○○)というように正式名称が与えられるが、A−50では

正式採用後も試作機名称のまま呼ばれている。NATO名は「メインステイ」

である。A−50がロシア空軍で作戦能力を獲得したのは1984年のことで、

最も新しいタイプはA−50Uと呼ばれており、1995年に確認された。ちなみ

に、インド空軍では近々ロシア空軍からA−50数機をリースする予定になっ

ている。

A−50の任務は高性能レーダーで敵航空機を早期に発見識別し、その飛行

データを司令部に送ることである。また、A−50は味方迎撃機や戦闘機を

統制し、誘導することが可能である。搭載するレーダーシステムはヴェガ設計

局が開発したSchnel−Mで、このシステムはレーダーステーション、データ

縮小システム、信号送信装置、デジタル複合計算機、敵味方識別装置、戦闘

機誘導用コマンド・ラジオリンク、暗号化通信システム、無線通信装置などか

らなり、同時に50〜60機の目標を追跡し、10〜12機の味方戦闘機を誘導

することが出来る。パトロールは通常、高度5000〜10000mで行われる。

A−50の最大航続距離は5000kmで、最大7時間40分上空でのパトロール

が可能。また、2000km進出した場合の最大パトロール時間は1時間25分

である。乗員はフライトクルー5名とミッションクルー10名の合わせて15名。

エンジンや機体構造は基本的にIl−76輸送機と同じ、操縦/航法装置はNPK

−Tで、夜間および全天候での作戦活動を行える。

A−50には電子妨害装置などの自己防衛システムを備えており、敵の誘導

兵器などに対処している。また、無線装置や電子機器類も敵のジャミングに

対抗するために特殊な設計が施されている。

現在、ロシア防空軍では20機のA−50が配備されており、旧来のTu−126

に変わって主力早期警戒機として活躍しており、いわばロシア防空の要的存

在である。前にも触れたが、インドではA−50数機をリースする予定になって

いる。インドとロシアは兵器関連で密接な関係を保っており、今後A−50の

有力な輸出先になることが予想される。

 

A-50-1.jpg (24613 バイト)

 

A-50-2.jpg (21818 バイト)

 

                                                       戻る