ホーカー・ハンター戦闘機Hawker Hunter |
||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||
| ↑要目はハンターF6型
ホーカーハンターはロールスロイス製ニーンエンジン搭載のシーホークに始まる一連 のホーカー社の設計から進化した戦闘機で、今まで製造された航空機の中で最も美 しい機体として知られており、ミーティアの後継機を得るために、イギリス空軍が194 8年に提示したF./48仕様に応じて開発されたものである。試作機としてホーカー 社に発注された3機のうち、2機にはロールスロイス製のエイヴォン・エンジンが、他 の1機にはオプションのアームストロング・シドレー製サファイアエンジンが搭載された 。このうち最初のエイヴォン搭載機が1951年7月20日に初飛行している。前者はF 1型、後者はF2型と呼ばれて、1954年に部隊配備が開始されたが、最初はトラブル が続出し、航続距離も決定的に不足していた。 しかし、新型エンジンを搭載したF4型やF6型が登場すると、これらの問題も解決し、ハ ンターは非常に優れた戦術戦闘機に成長を遂げ、中でも対地攻撃に優れた能力を発 揮した。これらの型は大量の兵装搭載量と優れた性能を兼ね備えており、重装備状態 でもハンター・ファミリー独特の卓越した操縦性は失われなかった。ハンターは卓越した 対地攻撃機として高く評価されていた一方で、強力なエイヴォンエンジンによる高い加 速性能と、大きな主翼による優れた旋回率を有し、特に空中戦フラップが組み合わさ れていたことで、空中戦練習機としても貴重な存在であった。さらに、ハンターは機関 砲パックに集中搭載された機関砲4門による強力な火力の持ち主でもあった。 ただし、ハンターが戦力化した時点で、アメリカやソ連は既に超音速戦闘機を実用化 しており、イギリスは1歩も2歩も遅れを取っていたのも事実である。 ハンターはベルギー、オランダでライセンス生産されたほか、スウェーデン、スイス、イ ンド、ペルー、シンガポール、オマーン、クウェートなど多くの国で採用され、イギリス海 軍でも訓練支援機や練習機として使われた。 また、ハンターは数多くの実戦を経験していて、インド・パキスタン戦争ではインド空軍 のハンターがパキスタン機に対して目覚しい戦闘結果を記録し、格闘空中戦能力がF −86やF−104などのアメリカ製戦闘機よりも優れていることを実証した。中東戦争 ではアラブ諸国がハンターを使用し、イスラエルパイロットの手強い相手になっていた。 ハンターはイスラエル機との空中戦で手痛い損害を被ったが、高性能とマッハ2の高 速を誇るミラージュVを含むイスラエルの戦闘機を撃墜した実績を持っている。
<各種タイプ> ○ハンターF.1: 最初の量産型でロールスロイス・エイヴォンエンジン装備。139機 製造されたが、問題が多く生産は早々と打ち切られた ○ハンターF.2: 機体はF.1と同じだが、エンジンがアームストロング・シドレー製サ ファイアMk101に変更されている ○ハンターF.4: F.1を元に、エンジンをエイヴォンRA.21/Mk115に換装したタ イプで、燃料搭載量も増加している ○ハンターF.5: エンジンはF.2と同じだが、F.4と同じ燃料システムの改良を加える ことによってF.2の航続力不足を克服したタイプ ○ハンターF.6: エンジンが強化型のエイヴォンMk203に換装され、主翼の前縁が 延長されている。また、主翼には兵装ハードポイントが取り付けられ 、兵装搭載量が増加した ○ハンターT.7: 複座型、胴体前部は新しく再設計されている ○ハンターT.8: T.7の海軍型 ○ハンターFGA.9: F6を熱帯地域用の対地攻撃機として改装したタイプ。強度を増加 した主翼パイロンを追加し、制動傘を装備していた ○ハンターF.6A: F.6の主翼を強度を増したFGA.9用の主翼に換えたタイプ ○ハンターFR.10: F.6をベースに開発された偵察型 ○ハンターGA.11: F.4を改造した海軍の兵装訓練機
|