ハーミズ級軽空母Hermes Class |
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| <開発&設計> ハーミズは1943年計画の改良型軽空母ハーミズ級の4番艦エレファントとして計画 されたもので、元はセントー級と同クラスである。ただし、4番艦エレファントだけはセ ントー級以上に大規模な改装が施され、そのため起工から竣工まで15年もの歳月を 要し、セントー級とは別クラスの空母になった。それだけにハーミズは当初から近代的 な特徴を備え、飛行甲板は角度6.5度のアングルデッキとし、その前端にはアークロ イヤルより大型の舷側エレベーターが装備されていた。艦首には竣工当初から2基の スチームカタパルトを備え、ミラーランディングシステムも有し、艦橋上には984型三次 元レーダーが搭載されていた。 固有兵装は40mm連装機銃5基で、搭載機はシーヴィクセン戦闘機やシミター戦闘攻 撃機、ウェセックス対潜ヘリコプターなど45機であった。 ハーミズは竣工後約5年で、まずアイランド外側通路を増設、機銃に代えてシーキャット 艦対空ミサイル発射機を装備するなどの改造を受けたが、労働党政権の空母全廃方 針に沿って、アルビオンの代替として1971年にカタパルトやアレスティングワイヤなど の固定翼機運用関連の設備を撤去し、コマンドー空母に改装された。しかし、それから 間もなく、必要に応じて対潜空母としても使用されるはずだったコマンドー空母ブルワー クの退役が近づくと、NATOはイギリスに対して空母の維持を望むようになった。そのた め、1976年〜1977年にかけて再び改装され、シーキングやウェセックスなどの対潜 ヘリコプターの運用能力が与えられた。 その後、イギリス海軍がV/STOL戦闘攻撃機シーハリアーの導入を決定すると、本 格的なV/STOL空母インヴィンシブル級の就役までのつなぎとして、三たび改装され ることになった。改装は1980年〜1981年に行われ、艦首左舷側に角度7.5度のス キージャンプが設けられた。 この改装から間もなくしてフォークランド紛争が勃発し、ハーミズはイギリス任務群の旗 艦として南大西洋に派遣され、シーハリアーなどの艦載機の他に空軍のハリアーなども 搭載し、新造のインヴィンシブルとともに艦隊防空や近接対地支援攻撃、物資や兵員の 輸送などに活躍した。 ハーミズはその後もしばらくイギリス海軍の現役に留まっていたが、1986年にインド海 軍に売却され、ヴィクラートと改名され、現在もインド海軍に就役している。
2001/12/31 update
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