Mikoyan-Gurevich MiG-17 Fresco Fghter
| 生産開始年 | 1951年 |
| 全長 | 11.36m |
| 全幅 | 9.63m |
| 全高 | 3.80m |
| 主翼面積 | 243.2平方メートル |
| 空虚重量 | 3.93トン |
| 総重量 | 6.286トン |
| エンジン | クリモフVK−1Fターボジェットエンジン ドライ推力29.50kN アフターバーナー時推力33.14kN |
| 燃料タンク容量 | 1415リットル(機内)+400リットル 増槽×2 |
| 最大速度 | 1145km/h |
| 最大航続距離 | 1980km |
| 最大上昇率 | 3900m/分 |
| 実用上昇限度 | 1万6700m |
| 武装 | N−37 37mm機関砲×1 NR−23 23mm機関砲×2 |
| 搭載弾数 | 37mm機関砲弾×40発 23mm機関砲弾×160発 |
| 使用国 | ・アルバニア(11機) ・アンゴラ(8機) ・ブルキナファソ(1機) ・中国(J−5/F−5、400機) ・コンゴ(8機) ・キューバ(18機) ・エチオピア(15機) ・ギニア(4機) ・ギニアビサウ(3機) ・北朝鮮(中国製F−5、125機) ・マダガスカル(4機) ・マリ(5機) ・モザンビーク(20機) ・スーダン(10機) ・タンザニア(10機前後) ・ウガンダ(12機) |
MiG−17F型からはアフターバーナーを装備したクリモフVK−1Fエンジンが
搭載された。このエンジンはMiG−15bisやMiG−17の初期型に搭載されて
いたVK−1Aにアフターバーナーを付けた物で、アフターバーナー使用時の最大
出力は33.14kNとなった。これにより、さらに上昇性能、加速力が向上し、非常
にすぐれた要撃戦闘機となり、後のベトナム戦争ではその軽快な運動性能で最
新のアメリカ軍の重戦闘機相手に互角以上の戦いを演じている。
MiG−17は超音速性能を得ることを目標に開発されていた。機体は生産ライン
の共通化をはかり生産ペースを落とさぬようにするため、MiG−15と同じものが
使用されているが、主翼は内側半分が後退角45度、外側が42度のきつい2重
後退翼となり、それに伴い主翼上面の境界層フェンスも3枚に増やされた。また、
主翼の厚さがMiG−15よりも薄くなり、主翼面積も増大している。
<開発・設計>
MiG−17はMiG−15の主翼後退角を45度にしたI−330(SA)を元に開発さ
れた機体で、1951年6月20日に量産が承認され、MiG−17フレスコAとして
量産されることになった。初期のタイプのエンジンはMiG−15bisと同じエンジン
が用いられていて、アフターバーナーを装備していなかった。1951年にはこの
エンジンにアフターバーナーを付ける研究が始まり、1952年にVK−1Fとして
実用化に成功した。ちなみに、この新型エンジンを装備したタイプはMiG−17F
フレスコCと呼ばれ、1953年6月20日のツシノ航空ショーで大規模編隊飛行を
実施した。
また、ソ連ではレーダーを搭載した戦闘機を希望しており、RP−5イズムルド(エ
メラルド)・レーダーを装備したMiG−17Pと呼ばれる機体も作られた。イズムル
ド・レーダーはNATO名スキャン・ロッドと呼ばれ、E/Fバンドの固定走査測距
レーダーで、探査距離は10km程度と言われる。MiG−17Pでは空気取り入れ
口内に半球状の小型レドームを装備し搭載されていたが、反面重量増加による
性能低下が激しかった。しかし、新型のVK−1Fエンジンが実用化されたことで
この問題も解決し、MiG−17PFとして本格的な量産に移された。
MiG−17は中国(J−5/F−5)やポーランド(LIM−5/6)でライセンス生産
され、シリーズの生産合計は1万機にも達する。現在でもアジアやアフリカ諸国で
は第一線戦闘機として活躍している。
<各種タイプ>
○MiG−17フレスコA: 最初の量産型
○MiG−17FフレスコC: エンジンをクリモフVK−1Fにパワーアップした型
○MiG−17PフレスコE: イズムルド・レーダー装備型
○MiG−17PFフレスコD: イズムルド・レーダ−装備型で、エンジンをVK−1F
にパワーアップした型
○MiG−17PFUフレスコE: 機関砲を取り外して、AA−1アルカリ空対空ミサイ
ル4発を装備した全天候迎撃機型
○SP−2: コーシュン・レーダーを装備したテスト機
○SN: 空気取り入れ口を胴体側面に移し、機首部を流線型にし可動式23mm
機関砲を機首に装備した試作機
○J−5/F−5: 中国のライセンス生産モデル
○JJ−5: 中国が独自に改造した複座型
○Lim−5/6: ポーランドのライセンス生産型

