ダッソー・ミラージュ2000戦闘機Dassault Mirage2000 |
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| <開発&設計> フランス空軍は1976年3月に、ミラージュF1Cに変わる新戦闘機の開発要求をまと め、1982年に実用化できる、単発の新迎撃戦闘機が求められた。これに向けてダッ ソーが開発することになったのがミラージュ2000である。 ミラージュ2000ではミラージュF1の尾翼つき切り落としデルタから、再び前縁後退角 58度のミラージュシリーズ伝統の無尾翼デルタ翼に戻っているのが特徴で、これは、 フライ・バイ・ワイヤや炭素繊維複合材(CFRP)、カーボンブレーキ、4000psiの油 圧システム、ブレンデッド・ボディーなどの新技術を使えば、デルタ翼の欠点を克服し て、F−16などのアメリカ製戦闘機に対してSTOL性でも空戦機動でも対抗できると 考えられたからである。 エンジンは、すでに開発済みのSNECMAM53ターボファンエンジンを使用すること とした。M53は、バイパス比が0.32と小さく、ターボジェットに近いターボファンエン ジンであったが、機体の開発期間短縮のために新エンジンの開発は行われなかった 。1号機は1978年3月10日に初飛行、部隊配備は1983年4月に開始された。ミ ラージュ2000は短期間での実用化を最優先に開発され、ダッソーの手馴れた設計 もあって、計画がスタートしてから1号機の初飛行までわずか27ヶ月という新型機と しては異例の早さであった。 レーダーは量産型の最初の37機は、機首にトムソンCFSのRDMレーダーを装備し ていた。量産38号機以降は、新しい隙間型フェイスプレート・アンテナを持ち、ルック ダウン能力を高めたRDIに換装されている。元々ミラージュ2000は最初からRDIを 装備する計画だったが、レーダーの開発が遅れたので初期の機体はRDMが使われ るという経緯を持っている。 当面、フランス空軍はC/RDI型を121機(うち37機は2000−5仕様に近代化)、B 型32機、N型75機、D型90機を調達する予定。輸出はエジプトに、インドに、ペルー、 アブダビ、ギリシャ、カタール、台湾などの国々に対して行われている。
<各種タイプ> ○ミラージュ2000C: ミラージュ2000の量産型 ○ミラージュ2000B: ミラージュ2000の複座型 ○ミラージュ2000E: 2000C型の輸出型 ○ミラージュ2000D(輸出型): 2000E型の輸出型である。なお、本機は先頭爆撃機 型とは全くの別機である ○ミラージュ2000DA: RDMレーダーを装備した複座防空型。レーダーは後にRDIに 換装された ○ミラージュ2000RAD: アラブ首長国連邦が採用したタイプで、戦術偵察能力が付加 されている ○ミラージュ2000−5: ミラージュ2000Cを改修したアップグレード全天候空対空戦闘 機。コックピットの表示を5個のCRTを利用した統合型とし、レ ーダーも多目標処理能力を持った新型に換装され、赤外線画 像装置を追加して夜間の攻撃能力も強化している ○ミラージュ2000N: フランスの核攻撃力の一翼を担っていたミラージュW超音速爆撃 機の後継機として、B型を基に開発された複座核攻撃機。超低空 侵入に対応するため機体構造が強化された。なお、核攻撃の際に はASMP空対地長距離核巡航ミサイルを携行する ○ミラージュ2000D: N型の核攻撃能力を外した通常兵器装備の戦闘爆撃機 ○ミラージュ2000S: D型の輸出型
↑ミラージュ2000−5
↑ミラージュ2000D戦闘爆撃機
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