シエラU級原子力攻撃潜水艦Sierra U Class |
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| <開発&設計> シエラU級は、シエラT級の就役から2年を経て建造された改良型である。シエラTと 同じく内陸のゴーリキィで船体を建造した後に、内陸河川経由でセヴェロドヴィンスクに 運ばれて、そこで艤装と公試はそこで行われた。主な変更点は、アメリカの潜水艦のよ うに、艦首に球状のソナーを設置したことで、艦首に装備されていた魚雷発射管は艦の 中央部付近に移された。 また、船体は5m延長され、セイルも6m延長されて著しく大型化しているのも特徴で ある。大型化したセイルにはシエラTでは1基だったレスキューチェンバーが2基に増 設されており、このため、マスト・潜望鏡・ハッチなどはセイル右舷側に移されている。 船内区画は1、水雷室及びバッテリー 2、居住区、士官食堂及び調理室 3、ソナー 室、司令室 4、コンピュータ室、ディーゼル発電機 5、原子炉 6、主配電盤、ポンプ 及びギアドタービン 7、電動機及び操舵装置 以上7区画から構成されており、船体 が延長されたことで、シエラTの6区画から1区画増え、居住性も改善されている。 魚雷発射管はシエラTと同様に533mm魚雷発射管4門と、650mm魚雷発射管4 門が装備されている。なお、魚雷室は改善されていて、従来型の幅広い兵装に加えて 、RKP−55Granat(NATO名:SS−N−21サンプソン)潜水艦発射戦略巡航ミサイ ルの運用能力が付加されている。このミサイルはアメリカのトマホーク巡航ミサイルに 似ていて、最大射程3000km、半数命中半径CEP150mの性能を持つ。しかし、ST ARTU条約により海軍の戦術核兵器は撤去されることになっており、核弾頭バージョン しか無いSS−N−21もその対象となっている。今後、通常弾頭型が開発されない限り SS−N−21は完全に破棄されるものと思われる。 シエラUは冷戦時代に一説には26隻もの大量建造が計画されていたと言われている が、ソ連崩壊の影響を受けて実際に完成したのは2隻のみである。また、より進歩した プロジェクト945Bマールスと呼ばれる改良型1隻の建造が開始されていたが、こちら は船台上でスクラップとなり、計画されていた残る2隻もキャンセルされた。
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