ダッソー・シュペルエタンダール艦上攻撃機Dassault Super Etendard |
||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||
| <開発&設計> シュペルエタンダールは、アルゼンチンに輸出された中の1機が、1982年のフォーク ランド紛争の際、エグゾゼ対艦ミサイルでイギリス海軍の駆逐艦シェフィールドを撃沈 し、一躍有名になった艦上攻撃機である。本機の開発は、1962年にダッソー・エタン ダールWの実用配備を開始していたフランスが1970年代に入りそれに続く新艦載攻 撃機の装備を計画したことに始まる。当初はイギリスと共同で開発したジャギュアの海 軍型の購入が検討されたが、発着艦の飛行性と片発停止時のアフターバーナーエンジ ンの出力操作の関係から不採用になっている。 この発展型はシュペルエタンダールと名付けられ、機体フレーム自体は従来のエタン ダールWと90%近い共通性が持たされることとなった。ただし、エンジンはエタンダー ルWのアター8Cからパワーアップ型のアター8K−50に変わり、多種の兵装搭載を 可能にするため総重量も増加している。増加した重量で空母から発信できるようにす るため、主翼の高揚力装置は大幅に強化された。主翼前縁は完全に再設計され、後 縁フラップも大型化して、エタンダールWと同等の離着陸性能を維持している。 航法・攻撃・通信システムは、対艦ミサイルの誘導に対応でき、無線封止の自立航法 が可能な慣性航法式のものに一新された。艦上での慣性プラットホームのジャイロの 整合には母艦の基準器との間に光通信による無線データリンクが使われている。 生産は1983年に終了したが、それから間もない1986年には攻撃能力をさらに向上 させるための近代化改修契約がダッソーに対して与えられた。攻撃能力向上の最大の 主眼は、核弾頭の装備も可能なASMP巡航ミサイルの搭載能力の付与であり、胴体 中心線下にASMP1発を携行できるようになっている。また、レーダーも艦船探知距離 が倍増するアネモンに近代化された。慣性誘導装置とコンピュータも近代化され、ヘッド アップ・ディスプレイは広角でIRやTV映像の重ね合わせも可能になっており、パイロット の操作には、操縦桿とスロットルレバーに手を置いたまま各種の操作が行えるHOTOS 概念が導入されている。改修予定機数は当初40機程度とされていたが、ラファールMの 計画が遅れていることもあって、54機に増える見込み。
2002/02/05 Update
|