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Tu−128フィドラー迎撃機

Tupolev Tu-128 Fiddler Interceptor

 

名称 ツポレフTu−28P/128

NATO名 「フィドラー」

部隊配備年 1963年
全長 27.20m
全幅 18.10m
最大離陸重量 40000kg
エンジン リューリカ AL−21Fターボジェット

(11200kg)×2基

最高速度 マッハ1.74(1850km/h)
実用上昇限度 20000m
航続距離 5000km
武装 AA−5アッシュ空対空ミサイル×4
使用国 不明

ロシア本国では引退

 

1、独立した防空システムである

Tu−128フィドラーにはAA−5アッシュ中距離空対空ミサイルが搭載されており、搭載

するスマーチレーダーと合わせてTu−28S−4迎撃システムと呼ばれている。AA−5

アッシュは射程20kmで、フィドラー専用に開発されたミサイルである。フィドラーはTu−

126モス早期警戒機の誘導を受け、地上設備の支援を必要としない独立した兵器シス

テムである。そのため、フィドラーは1970年代に主に地上防空設備が貧弱なシベリアを

中心とした地域に配備されていた。

 

2、世界最大の全天候型迎撃機である

Tu−128フィドラーは任務の性格上、それ自体で完全に独立したシステムを要求され、

しかも全天候型迎撃機ということもあり、非常に大型の機体である。そのため動きは

鈍重で、機関砲なども装備されておらず、格闘戦にはまったく不利で、対大型爆撃機

専用の極めて特殊な機体である。

フィドラーの最大離陸重量は40トン、これを他の機体と比べてみると、F−4ファントムU

が27トン、F−15イーグルが30トン、MiG−25フォックスバットが36トンと、その大型

さがよくわかる。そのため、Tu−128フィドラーは空飛ぶSAMサイトと形容できるかも

しれない。

 

 

<開発>

1950年代後半、ソ連では西側のB−52やB−58などの新型長距離戦略爆撃機を

自らの防空システムでは防ぐことができないという問題に直面した。特に、シベリアなどの

地上防空設備が乏しい地域では問題がさらに深刻であった。そのため、開発されたの

がTu−128フィドラ−である。フィドラーの直接の祖先はTu−98バックフィンという爆撃

機で、この爆撃機を元に開発されたのがTu−102である。NATOではこのTu−102に

フィドラーAのコードネームをつけたが、結局量産に入ることはなかった。その変わりに

ツポレフではTu−128という別の迎撃機を開発し、1961年のツシノ航空ショーで初めて

公表された。Tu−128は1963年〜1969年の間生産され、1970年代にかけてソ連

防空軍の要として活躍した。ロシア本国では既に引退したが、輸出先の国ではまだ少数

が現役であるようだ。

 

Tu-128-2.jpg (14116 バイト)

 

 

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