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Yak−25フラッシュライト迎撃機

Yakovlev Yak-25 Flash light interceptor

 

名称 ヤコブレフYak−25

NATO名「フラッシュライト」

タイプ 全天候/夜間迎撃機
乗員 2名
全長 15.67m
全幅 11m
翼面積 28.94平方メートル
空虚重量 5675kg
戦闘重量 8975kg
最大離陸重量 11350kg
エンジン AM−5Aターボジェットエンジン

2000kg×2基

馬力重量比 0.46
最高速度 1090km/h
実用上昇限度 14500m
上昇力 50m/秒

10000mまで5.5分

航続距離 2100km
武装 N−37L 37mm機関砲×2
使用国 不明 全て退役したものと思われる

 

1、50年代の代表的な迎撃機

 ヤコブレフ設計局の迎撃機としては初めて大型のソコルレーダーを搭載。そのため、

 前部レドームもかなり大型である。50年代に約1000機が製造され、改良型も多数

 が製造された。

 

2、独自の着陸装置

 自転車型の着陸装置で、イギリスのハリアー戦闘機と似ている。後のYak−28ファイア

 バー迎撃機などのヤコブレフ設計局の航空機にもこのような配置の着陸装置が採用

 されている。

 

<開発>

開発はソビエト政府により長距離複座双発迎撃機の開発を指示されたのが始まりで

ある。この要求に沿ってヤコブレフが開発したのがYak−120であった。この試作機を

改良して作られたのが生産型のYak−25で、若干航続距離が不足していたが、後退翼

を装備し、操縦性も良かった。最初の量産型は1954年9月に製造され、以後1000機

以上の各種改良型を含めたYak−25が生産された。また、Yak−25の最初のモデル

は搭載予定だったソコルレーダーの開発が間に合わずRP−1Dラジオレンジファイン

ダーが搭載されていた。実際にソコルレーダーを装備したYak−25が現れるのは19

55年1月になってからで、ソコルレーダー装備モデルはYak−25Mと呼ばれた。

ソコルレーダーの特徴としては低空を飛行中の目標(地面より300m)を追跡する能力

があることだ。

Yak−25Mはレーダー以外にも改良が施されている。まず、エンジンがRD−5Aになり

パワーアップされた。さらに、燃料タンク容量が増やされ航続距離が伸び、搭載機関砲も

マズルブレーキを装備した物となった。

最初に一般に公開されたのは1955年7月のツシノ航空ショーの時であった。Yak−25

は1950年代を通して極めて優秀な迎撃機であったが、60年代になると急速に陳腐化が

進んだ。しかし、Yak−25に代わる航空機が無いため、しばらくの間使用されていあたが、

1963年から引退が開始され、最終的に1967年に全機が退役した。一部は標的機に

なったり博物館送りとなったが、大半はスクラップになった模様である。 

 

<各種タイプ>

○Yak−25MフラッシュライトA: ソコルレーダーを搭載し、エンジンを強化したり各種

                     改良を施したタイプ。

○Yak−25MGフラッシュライトA: M型にホライズン−1対地探索システムを搭載した

                      モデル。

○Yak−25K: ミサイル試験用のプラットフォームとして使用されたタイプ。K−5、K−

          7、K−8、K−75などの各種タイプがあり、それぞれ違ったミサイルが

           搭載されていた。

○Yak−25Msh: Yak−25Mからレーダーやその他の電子システムを取り除き、その

             代わりにリモートコントロールシステムを装備した標的機タイプ。

             操縦は近くを飛行する別の航空機から行われた。

○Yak−25RVマンドレーク: 後退翼を廃止し、直線翼とした高高度調査研究機。                   

○Yak−25RV−T: RV型を改造した高高度用標的機。

○Yak−25RV−U: RV−T型の無人タイプ。

○Yak−25RRV: RV型に放射能測定装置を搭載した特殊偵察機。

○Yak−25PA: 高高度を飛行するスパイ飛行船を迎撃するために開発されたが、

            搭載エンジンのパワーが不十分なため開発中止。

○Yak−26: 前部に爆撃手席を設けた爆撃機タイプ。

○Yak−27フラッシュライトC: ロケットエンジンを追加装備した高高度戦闘機。

○Yak−27Rマングローブ: Yak−27の調査機型。

 

Yak-25-1.jpg (30584 バイト)

 

<参考文献>

・COMPLETE ENCYCLOPEDIA WORLD AIRCRAFT

 

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