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ASU−57空挺突撃砲

ASU-57 Airbone Combat Vehicle

 
開発年 1957年
乗員 3名
武装 Ch−51 57mm73口径砲×1基

(後期型はCh−51M)

俯仰角 −5度〜+12度
旋回角 22度
搭載弾数 57mm砲弾×30発
全長 4.995m
全幅 2.086m
全高 1.18m
最低地上高 20cm
戦闘重量 3.35トン
馬力重量比 16.42hp/トン
接地圧 0.35kg/平方センチメートル
エンジン 水冷4気筒ガソリンエンジン 55馬力
路上最高速度 45km/h
路上最高航続距離 250km
燃料タンク容量 140リットル
燃費 0.56リットル/km
渡河水深 0.7m
超堤高 0.5m
超壕幅 1.4m
登板能力 30度
最大装甲厚 6mm
夜間暗視装置
NBC装置
 

<開発&設計>

ASU−57(Aviadesantnaya Samakhodnaia Ustanovka)空挺自走突撃砲は

旧ソ連のの空挺部隊に装甲車による火力戦闘能力を付与するために開発

されたもので、1957年に登場した。

ASU−57は、主傘および安定傘をそれぞれ4個つけたパレットに積載して

空中から直接投下することが出来るのが特徴で、パレットにとりつけてある

逆噴射ロケットが着地寸前に噴射して、着地の衝撃を緩和する。着地すると

、別々に降下していた乗員が車輌にかけよって落下傘をはずし、パレットの

縛着を解いて数分以内に戦闘行動の準備を終える。ASU−57はAn−12

戦術輸送機に2両搭載することができ、Mi−8ヒップヘリコプターで空輸する

こともできる。

車体はオープントップ構造で、空挺能力を向上のためかなりの軽量化が図ら

れており、ASU−57の防護能力は雨露もしのげないほどで、上面装甲の無

い広い乗員室には防水キャンパスが張られていることが多い。このため砲兵

射撃に対して弱点になっていてNBC防護能力も無い。ただし、ASU−57の

初期生産型は、防弾鋼板とジェラルミンを使い、後期型よりも重装甲である。

車体後部上部開放型の乗員室には3名の空挺隊員が乗車でき、57mm砲

のそばで機関銃の射撃をすることができる。なお、浮航性は無い。

ASU−57の主武装であるCh−51 57mm砲は、M−1943 ZIS−2型

牽引式対戦車砲をベースに開発されたもので、M−1943と比べて3倍の

対装甲能力があると言われているが、これでも対装甲能力は不十分であり、

搭載している照準具が旧式なため近距離以外では十分な精度が期待でき

ない。また、Ch−51は非常に大型の砲で、初期型には34条の溝付砲口

制退機、後期型のM型には2段式砲口制退機がついている。砲弾はAPHE

、HVAP、HE弾などの使用が可能で、最大装甲貫徹能力は500mで140

mm(HVAP)、106mm(APHE)、1000mで100mm(HVAP)、85mm

(APHE)である。発射速度は最大で12発/分、持続射撃の場合で6発/分

となっている。

エンジンはバスに使われていた55馬力4気筒ガソリンエンジンを変速機と共

に車体前部に搭載している。駆動方式は前輪駆動で、左右にそれぞれ下部

転輪が4個、上部転輪が2個ついている。

ASU−57は搭載する57mmが近距離においても現代戦車にはほとんど効果

が無く、装甲も貧弱で放射能汚染下で行動できないため陳腐化が著しい。その

ためより強力な85mm対戦車砲を装備し装甲を強化したASU−85が開発され

たが、こちらも陳腐化が進んでいて現在はBMD空挺戦車の登場によって両車

とも全て退役している。

 

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