AUG教本

UDの常連、ヤノさんがオーストリア陸軍の教本(なんと独語!)を訳してくれました。

なお、原文の欲しい方は、yanosin@urania.dricas.comまでメールして欲しいとのことです。

 

我らが軍
国防の為に大臣より授与
突撃銃77
連邦国家陸軍勤務命令 1996年3月より

仕様書
1 5.56mm 突撃銃77型は、頑丈なガス圧で作動する銃です。
  装弾数30発、有効射程はセミオートの場合300mです。
2 全長     80センチ
  重量 約 4.1Kg マガジン込み


銃身
フレーム
撃針
ガス圧調整部
スコープ
ストック

4付属品
4つのマガジン(30発装てん) 携帯
2つのマガジンパウチ      整備済みの銃に付属
銃口キャップ 整備済み銃専用
銃身掃除キット 銃床の中
5カートリッジ
フルメタルジャケット (S弾)
曳光弾 (L弾)
空砲 (K弾)
トレーニング弾 (Ex弾)


スコープの説明
接眼部
サイト調整ネジ
高さ調整ネジ
固定サイト(予備) (メカサイト)

3ページ
光学サイトは300mに調整されています。
注意 固定サイトはあまり役に立たないのでそのつもりで

視野は150相当になる。(例えば300mの時45m200mの時30m100mのとき15m)。
倍率1.5倍で、夜間も標的を捉えやすく。過酷な条件も軽減してくれる。
撃つときは両方の眼をあけておく 。
サイトを覗くと中央のサークルにちょうど身長1.8mの兵士が300m先に立った時
すっぽりはいるように出来ている。
固定サイトはキーンとコーンからなるが、微調整が出来ない。
このサイトは非常用で、スコープが故障の際に使用する。


分解と組み立て
StG77の分解の際 常に安全に気を配りましょう。
(射撃、取り扱い記録の作成 )撃鉄は常に起きていると考えること。
  決して乱暴に扱わない。
4ページ
1,分解手順
バレルをはずす。
ストックから 撃針部とフレームを外す。
ストックキャップをはずす。
ストックから機関部をはずす。
ガス調整部を外す。
マガジンを分解する。
これ以上77型突撃銃の 分解を行ってはいけない
2,組み立てる順番に気をつけることまた、きちんと作動することを確認すること。

3,作動確認
安全装置を”安全”にする 。(白いボッチが見える様にする。)
そして銃を構えて狙いを定める。
引き金に指をかけてはならない。
安全装置を”発射”にする。(赤いボッチが見える様にする。)
引き金を抵抗がかかるまで引く。
撃鉄は起きていると考えること。
引き金を引いたままコッキングレバーを引く。 遊底が発射状態にセットされる。
撃鉄は、今まさに起きていなければいけない 。
ゆっくりと、引き金を引くと 撃鉄が前に倒れる。
引き金を完全に引ききる 。印線がはっきり見えるまで。
コッキングレバーを引き遊底をセットする。
撃鉄は起きていなければならない。
ゆっくりまた、引き金を引く。
マガジン
空マガジンをセットする。コッキングレバーを引く。
遊底は射撃位置にセットされなければいけない。

マガジンキャッチを外して、マガジンを取り外す。
コッキングレバーを引き戻す。
引き金を操作し 安全を確保する。空マガジンを銃にしっかりとつけておく。
マガジンキャッチは、完全に働かなければならない。

取り扱い
各兵士は、安全のためマガジンも含め自分の銃の管理に責任を持たなければならない
安全に取り扱えるかどうか、のテストの際、マガジンにも、薬室にも、弾を入れては
ならない。これは各兵士が徹底すべき原則である。
−77型突撃銃の各操作(例えば運搬、分解、訓練など)
−初心者は、射撃訓練を終えるまで、もちろん中断した場合もだが、
    必ずK弾(空砲)を使用すること。
ーテストは指揮に従うこと。

”武器検査”もしくは、”マガジン検査 をあらかじめ行う方がいい。
テストは以下のように行う。
安全装置をかける。
マガジンを外して用意する。
銃口を上にして銃を保持する。
銃の安全装置を外す。 遊底を引く。
遊底は再び前に戻り、排きょうされる。(これを3回繰り返す。)
これで銃は安全となる。
報告しなさい。 (安全担当指揮官へ)
銃身はフリーである。安全は確保された。

マガジンのチェックは以下のように行う。
全てのマガジンが空かどうか検査する。
報告しなさい。 (安全担当指揮官へ)
マガジンは空である。安全は確保された。

マガジンに弾を装てんする。
付け加えて、初心者はK弾(空砲)で射撃練習を行うこと。
圧力ボルトの開放弁を最大にする。
初心者にとって、実弾射撃は、空砲訓練のおまけに過ぎない。
銃口キャップを取り除き、閉鎖弁を元に戻す。 (圧力ボルトを小さい円を示す、ボルトは水平を示す。)

2 、 半装てん、装てん、排蕎

半装てん、装てん、排蕎 のために 安全な姿勢を取る必要がある。
(銃口は必ず的の方に向ける。) または地面にむける。(図6を参照)
右手でグリップを握り 、左手でボルトレバーを握る。
銃口は靴先1mに向け下げておく 。
全ての行動の際、引き金に指をかけないように銃の外周に沿って伸ばしておく。
半装てん
ー安全装置をかける。
ー左手に弾を詰めたマガジンを持つ。

銃を次の状態になっているか。
安全装置がかかっている 。ボルトが前になっている。 マガジンが装着されている。
薬室に弾が入っていない。

装てん
ー半装てんの状態から
ー 左手でボルトレバーを引く。遊底が戻り発射状態が整う。(もしくは、レバーのボタンの圧力を通して)
遊底が戻ったことを確認しなさい。また同時にマガジンから薬室に最終弾が送られたことになる。
ー安全装置をかける。
ーボルトレバーを引き上にあげる。(1回やすむ)
ー左手で空マガジンを外し、弾の入ったものと交換する。
ー左手の親指でレバーをコッキングレバーを押し下げる。
銃の状態 安全装置は発射直前までかけておく。遊底は前に、弾が薬室に
1発装てんされている。
必要なら再装てんすることも出来る。この際遊底の閉鎖を確実
にするためゆっくりコッキングレバーを引くこと。
排蕎
安全装置をかける。
左手でマガジンを外ししまう。
左手でラウフグリップを握る。(前にある奴)
右手で銃床を掴む。親指が排蕎口のところ、他の指でマガジン口のところを掴む
左手でコッキングレバーを引き、上に引っかける。
出てきたカートリッジを右手で受ける。
左手でラウフグリップを掴む。

右手で弾をしまい、安全になった銃のグリップをつかむ。
左手で銃身をはずす。
薬室が空かどうか確認して銃身を元に戻す。
コッキングレバーを左手の親指で押し下げて元に戻す。
安全装置を外し、空撃ちして空なのを確認して再び安全装置をかける.
銃の状態 安全装置がかかり、薬室は空、空マガジンがついているかもしくは、何もついていない状態にある。 

閉鎖弁の調整
通常 閉鎖ボルトが小さな丸を示す。ノッチは水平になっている。

閉鎖弁の移動
K 弾を使う時ノッチをまわして大きな丸が見えるようにする

トレーニング銃
トレーニング銃77を使ってK弾を使ったのと同じ訓練が可能である。
この銃は銃口をネジで塞いでいる。

不発もしくは動作不良
もちろん不発回避のため以下の行動をとること。
閉鎖弁を使用する弾薬に合わせて正しく調整すること
マガジンはきちんと差し込むこと。
トレーニング77型銃を使う時はK弾を使用し、銃口をネジ止めして外から
見えるようにしておくこと。
”不発”の際は以下のように行う。
”不発"と報告する。
銃を正しく的に向ける。
次弾を装てんする。
次弾を発射する。
次弾を装てんするまで30秒銃を標的に向けたまま待つ。
排蕎不良の場合、次弾装てんのため排蕎を行い、薬室が空かどうか確認しなさい。 (前ページ参照)
これ以上の故障は、修理担当官の問題となるので任せましょう。

安全確認
一般的安全確認
銃口を人に向けてはいけない。もちろん戦闘中、敵に銃を向けることは別である。
弾を込めていない銃もしくはK弾使用の際、前10m、横3mに人がいないことを確認しなさい。

兵舎内での射撃は禁止されています。
装てんされているいないにかかわらず、常に銃の安全に気を配ること。
銃の引き渡しは、図7の様に銃口を上にむけて以下の状態で行うこと。
”薬室を空にして、安全装置をかけて”もしくは
”装てんして、安全装置をかけて”
受け渡す方も受け取る方も
引き金、安全装置、その他の機構に不具合が生じて無いか、確認すること。
故障の場合は、前章を参照にして下さい。(例不発その他の故障)さらに
戦場では、故障したときは敵に銃を向け、演習の時は、図8のように銃口を上にして、指揮官の命令に注意します。
(空砲の音がうるさくて安全な行動に支障を来すことが良くあります。)
野営地で銃を置く際に、安全装置をかけ、ハンマーを戻し(当然薬室は空)
遊底も前にして、空マガジンを付け保管のため銃口にキャップを差しておく。
図7銃の受け渡し方法  図8演習中、銃に故障した際の構え方
射撃場において、StG77は図9ように置きます。
薬室を空にする。
銃口を的の方に向ける。
安全装置をかける。
マガジンは外しておく。
遊底は後ろに退げておく。
図10のように置くのも良い。





運搬及び射撃姿勢について
1,運搬法
首にかける。
肩にかける。
背中に背負う
グリップを掴む。(図11)
射撃場や野営場では、この持ち方が一般的

2,構え方
保持撃ち(マットレス、2脚等に乗せる。)
依託撃ち。
依託無し。
姿勢で分類すると
       立ち撃ち
ニーリング
しゃがみ撃ち
伏せ撃ち
図12 依託による伏せ撃ちの構え
図13 依託無しのニーリングの構え
図14  依託による立ち撃ちの構え

戦場での塹壕での主な撃ち方
腹這いになり銃を保持して射撃を行うまたは、図15のように
立ったまま保持撃ちを行う。この際固いもので銃を保持してはいけません。
(跳ねっ返ります)
戦闘中、あるいは敵に接近する際はいつでも撃てるように(図16から
  19)のように構えます。




メンテナンスについて
総論
きめ細かな注意と、正しい取り扱い及び丁寧な手入れが、銃がきちんと使うためにとても重要です。
まず、落としたりショックを与えないこと。銃身を壁や乗り物などに立てかけるのも
良くありません。
気を配ることに比べればオイルはさほど重要ではない。きちんと手入れしなさい。
銃がきちんと射撃に使用出来るかどうかはあなた達一人一人の責任だ。
日頃の手入れは命令ではなく、自発的に行ってもらいたい。
内容は
銃身、継ぎ手、遊底のオーバーホール。軍用オイルに使い方と動作テストである。
各主要部の手入れはそれぞれの所を参照のこと。濡れたまたは、ひどく汚れた銃になるまで
、銃の点呼と定期検査の提出の時まで、 オイルを塗って機能を確認しなさい。
銃身   オイルを塗ったクリーニング棒、または芯を銃身に通し綺麗になるまで繰り返す。
     次に乾いたクリーニング棒、または芯で同じ事を繰り返す。
最後に毛ブラシで仕上げる。針金ブラシは、以上の操作で汚れが落ちない場合にのみ使用する。

継ぎ手棒が銃口にきちんと合っているか。

ガス調整器 オイルの付いたウエスで拭きスペルベンチールの穴をきちんと
通るように掃除して、オイルを付ける。
光学サイト  中性水で汚れを落とし、油の付いていない乾いたウエスでふき取る。

表面及び金属部  ウエスで磨き、必要なら水洗いをする。金属部には乾燥した灯油を塗る。
(潤滑と保管のため )さらにガスコルベン、ファーシュルス、ステアーカーブにも
軽く油を塗っておく。

注意
保管後に操作する際の注意点です。
使用する前に銃身内のオイルを拭き取っておくこと。
その際乾いたオイルの付いていないウエスをクーリニングロッド 、芯、金属棒に巻き付けて、オイルを拭き取ってください。