トップページに戻る

ベリエフBe−10ジェット飛行艇

Beriev Be-10 Flying-boat

 

Specifications

形式 海洋哨戒飛行艇
名称 ロシア名: ベリエフBe−10

NATO名: マーロウ(Mallow)

設計 ベリエフ設計局
公開年 1961年
全長 31.1m
全幅 22.3m
翼面積 111.8平方メートル
自重 24100kg
最大離陸重量 46500kg
エンジン リューリカAL−7PB

ターボジェットエンジン

(推力6500kg)×2基

最高速度 912km/h
上昇限度 14962m
航続距離 4800km
武装 ・23mm機関砲×4門

 (前部2門+後部2門)

・外部兵装2000kgで行動半径

 2100km

  

Development & History

<開発>

ベリエフBe−10マーロウは世界で唯一量産されたターボジェット飛行艇として知られてい

る。Be−10マーロウはR−1試作ターボジェット飛行艇で得られた研究成果をベースに

開発され、1961年のツシノ航空ショーで初めて一般に公開された。Be−10マーロウは

この航空ショーで編隊飛行を実施した。

世界初で唯一の実用ターボジェット飛行艇のベリエフBe−10マーロウは飛行艇としては

卓越した飛行性能を有しており、12個もの飛行艇クラスの世界記録を樹立した。

しかし、ベリエフBe−10マーロウは少数機しか生産されなかった。理由は同時期に開発

されたベリエフBe−12チャイカ(メイル)ターボプロップ飛行艇と比べて航続距離が短く、

整備性や稼働率も劣ったためであり、これは哨戒飛行艇にとっては致命的な弱点であっ

た。また、何よりBe−10マーロウの卓越した飛行性能が真に必要とされなかったのも大

きな要因である。

ベリエフBe−10マーロウは主に波の穏やかな黒海方面で使用されたが、それでも海が

荒れていた場合や、強風時の操縦はかなりの困難を伴ったと伝えられている。

 

<設計>

ベリエフBe−10マーロウは全金属製の機体構造を持ち、50度というきつい後退角を持

つ主翼を高翼式に配置した単葉機である。主翼には大きな下反角が付けられるとともに、

片側2枚のフェンスが設けられ、両主翼端には固定式の安定用フロートを装備している。

エンジンは主翼下にリューリカAL−7PBターボジェットエンジン(推力6500kg)を2基装

備しており、水が入らないように様々な工夫が施されている。

 

<武装>

ベリエフBe−10マーロウは各種外部兵装を合わせて2000kg搭載することが可能で、

主翼下には対潜ミサイルを携行できると推定されている。固定兵装としては、NR−23

23mm機関砲を胴体後部の銃塔に2門、胴体前部に2門の合わせて4門装備している。

胴体後部銃塔の機関砲はレーダーによって管制されているが、胴体前部の機関砲は固

定式である。

 

<生産>

生産は既に終了し、Be−10ジェット飛行艇は少数機しか生産されなかった。現在は全て

退役している。

 

 

eb01-killu-axx.jpg (13381 バイト)

 

eb01-killu-axx-keepthefaith.jpg (9624 バイト)

AD2003/03/07 Update

b301back.gif (1709 バイト) b301home.gif (1761 バイト)