| Development & History 開発
イギリスは原潜の可能性の研究を1946年にスタートさせたと言われている。1954年には海軍に「原子力調査所」が設置され、これにはヴィッカース、ロールス・ロイスなどの民間企業も協力し、1958年春にはダウンレイに潜水艦用原子炉のプロトタイプ陸上プラントが建設された。これはアメリカのS5Wをベースにしたもので、1965年には臨界に達した。
しかし、1950年代末にはソ連でノヴェンバー級原子力攻撃潜水艦が就役を始めた。そのため、イギリスの原潜プログラムもスピードアップされ、自国の原子炉の完成を待たずにアメリカからS5Wを購入して1番艦ドレッドノートの建造計画を立て、1963年には就役を始めた。
ドレッドノート級は1968年5月から1970年9月にかけて大掛かりなオーバーホールを行い、炉心も交換された。約20年間在籍し退役度の翌年にはスクラップになった。
設計
計画時に、既にアメリカではスキップジャック級原子力攻撃潜水艦が就役しており、設計にはこれが参考にされた。ドレッドノート級は部分複殻方式で1軸推進
を採用している。L/Bは8.3とやや細長くなていて、艦首区画には200型ソナーが装備され、アメリカの理想に近い涙滴型とは異なりブラントで鯨型となっている。
潜舵は折り畳み式とし、主船体艦首に装備されている。艦橋の形状はスマートである。
予備浮力は約14%と近代の攻撃原潜に比べれば大きく、最初の原潜であるので安全性を十分に考慮した設計と思われる。推進装置も非常用として112セルの電池、ディーゼル発電機、推進モーターおよびシュノーケル装置を装備している。
従来の通常型潜水艦より潜航深度も深く、建造中には耐圧殻溶接部に発生したクラックのチャックおよびその補修に多くの時間を費やし、予定より完成が遅れたという。
ドレッドノートの第1のミッションは対潜攻撃で、初めての原潜として長期行動のための対乗員対策は万全を期し、氷面下行動も考慮され、慣性航法装置が採用された。
建造艦データ
| No |
艦番号・艦名 |
造船所 |
起工 |
進水 |
就役 |
| 1 |
ドレッドノート |
Barrow |
1959/07/12 |
1960/10/21 |
1963/04/17 |
Barrow=ヴィッカース社バーロー造船所

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