イーグル級正規空母Eagle Class |
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| ↑データは竣工時
イーグルは第2次世界大戦後に竣工したイギリス海軍初の正規空母である。本艦は 本来1942年にインプラカブル級の改善バージョンとして計画されたものであるが、か なり大型化している。当初はオーディシャス級と呼ばれ、オーディシャス、アフリカ、イ ーブル、インジスティブルの4隻建造が計画されていたが、戦争の終結でアフリカとイ ーグルは未起工のまま1945年に中止され、既に起工していた1番艦オーディシャス とイリジスティブルのみ建造が継続された。さらに、これらの艦名もオーディシャスは イーグルに、インジスティブルはアーク・ロイアルにそれぞれ改名されている。 イーグルの設計はインプラカブル級の拡大強化版で、格納庫は2層、主要部分には 装甲も施され、その厚さは飛行甲板で102ミリ、船体中央垂線部114ミリ、格納庫 甲板で64ミリというもので、前級の重装甲を受け継いでいる。エレベーターは中心線 上に2基という基本的な配置であったが、航空機の発達に伴って大型化された。さら に、建造中に格納庫の高さの増加と、それによる船体深さの増大などの改良が施さ れ、基準排水量は大幅に増大、1951年に竣工し、イギリス海軍最大の空母になった。 1957年、イーグルは飛行甲板中央部を左舷にわずかに広げて、暫定的なアングル デッキを導入し、1959年末からは本格的な近代化改装が実施された。工事は大規 模なもので、再就役したのは1964年のことであった。この改装でアングルデッキの 角度は8.5度に増大、カタパルトの位置を艦首2基から艦首左舷側とアングルデッキ 部に変更されており、アイランド上にはイギリスで初めて実用化されたサーチライト型 3次元レーダー984型が装備されている。武装はそれまで装備していた114ミリ砲の 半数を撤去、代わりにシーキャット短SAM発射機6基が設置された。 しかし、このころの搭載機はイギリス最後の艦上戦闘機シーヴィクセンとシミター戦闘 攻撃機、ガネット早期警戒機などの国産機で占められていたが、アメリカなどが既に マッハ2級の艦上戦闘機F−4ファントムを配備していたのに比べると明らかに見劣り するものであった。しかも、第2次世界大戦時設計のイーグルは相次ぐ改装にも関わ らず、大型化する艦上機の発達についていくことが出来ず、搭載機は運用上の最低 限度にあたる40機にまで減少していた。 大改装から2年後の1966年、今度はアメリカから輸入するファントムFG1戦闘機を 運用できるよう、カタパルトとアレスティングワイヤの強化を主とする改装工事が実施 され、1967年に工事を終えた。しかし、イギリス政府はすでにスエズ以東からの撤退 を決め、空母も廃止する方針を固めていたので、最後の改装工事から5年後の1972 年に退役した。
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