ホテル級原子力弾道ミサイル潜水艦

HOTEL CLASS

 

計画番号 658
名称 NATOコード名 ホテル(HOTEL)
建造隻数 8隻

1958年〜1962年

全長 130m
全幅 9.2m
喫水 7.5m
水上排水量 4030トン
水中排水量 5000トン
予備浮力 24.1%
主機 原子力ギアド・タービン推進

VM-A 加圧水型原子炉 2基

60-DM 蒸気タービン 2基

M-820 ディーゼル発電機 2基

PG-116 二次推進モーター 2基

6翼2軸

出力 30000馬力
速力 水中 26ノット
安全潜入深度 250m
最大潜入深度 300m
兵装 <魚雷>

・533mm魚雷発射管 4門

・406mm魚雷発射管 2門

搭載魚雷数 16発

<ミサイル>

・SS-N-4(R-11FM/R-13)SLBM

 発射筒 3基(T型)

 全長13.72m、発射重量26000kg、

 射程1200km、誘導方式 慣性、

 推進方式 液体、弾頭 3-5MT核

・SS-N-5Sark(R-21)SLBM発射

 筒 3基(U型)

 全長12.9m、発射重量18000kg、

 射程1200km、誘導方式 慣性、

 推進方式 2段式液体、弾頭 800kT核

・SS-N-8Sawfly(RSM-40)SLBM

 発射筒 6基(V型)

 全長14.2m、発射重量33300kg、

 射程7800km、誘導方式 恒星参照更新付慣性

 推進方式 2段式液体、弾頭 1MT核

電子兵装 <ソナー>

・Trout Cheek(アクティブ)

・Pike Jaw(パッシブ)

・Wilf Paw(測的)

・スヴィートM(逆探)

<レーダー>

・Snoop Tray1

・Stop Light

乗員 128名
建造艦データ ・K-19(起工1958年 就役1960年 除籍1991年)

・K-33(就役1961年)

・K-55(就役1962年)

・K-178(就役1962年)

・K-40(就役1962年、通信艦SSQNに改造)

・K-16(就役1963年)

・K-145(就役1963年)

・K-149 Ukrainsky Komsomlets(就役1964年)

 

本級はソ連初の弾道ミサイル搭載原潜で、船体構造は複殻式、船内区画は

10区画から構成され、船体形状は水中高速を考慮しているがまだ魚雷型

ではなく、潜舵は艦首水線引き込み式。当初は水上発射の短射程(1200km)

のSS−N−4SLBM3基をセイルから主船体にかけて設けた発射筒を装備

し、8隻が1958年から62年に完成、その後ミサイルを水中発射可能のSS-N

−5に改め、その時点でNATOコード名がホテルU型となった。さらにそのうち

1隻は69年から70年にかけて船体を延長し、セイルを大型化して試験的に

SS−N−8を6基搭載するように改造され、同V型となった。その後V型のみ

がSSBNとして活動を続け、U型はICBMの登場によって原潜部隊の主任務

がアメリカ空母戦闘群への戦術攻撃になったこともあり、6隻がミサイル装置を

撤去して攻撃型原潜(SSN)に、また1隻が通信艦(SSQN)に改造されている。

本級は原子炉の冷却システムに欠陥をかかえていた上に、危険な液体燃料の

弾道ミサイルを搭載していたため、ソ連の潜水艦の中でも最も危険なクラスに

属する。そのため、相次ぐ事故を起こし「ヒロシマ」という仇名を付けられたという。

現在は改造型を含めて全て退役した模様である。

 

hotel-1.jpg (21177 バイト)

 

hotel-2.jpg (22394 バイト)

 

                                                  b301home.gif (1761 バイト) b301back.gif (1709 バイト)