キルディン級ミサイル駆逐艦Kildin Class |
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| <開発&設計> 当初コトリン級として計画されたが、SSM(艦対艦ミサイル)の実用化に伴って設計変 更されたとみられる世界初の対艦ミサイル搭載駆逐艦で、1958年から1959年にか けて4隻完成した。搭載する対艦ミサイルはSS−N−1スクラバー(ロシア名:P1Kss h)で、このミサイルはロシアで最初の巡航ミサイルである。なお、スクラバーはNATO コードネームであり、アメリカ情報局では通常ストレラと呼称していた。SS−N−1に ついての情報は少ないが、このミサイルは17mのレール発射機を必要とし、200度 の円弧の方向を動くことができる。この長い発射機は、高速パトロールボートよりも 速度の遅い艦艇からの発射を想定したもので、追い風の方向に発射されるものと思 われる。また、特徴的なのはその攻撃方法で、目標近辺で弾頭が分離され数m降下 して水中に入り、目標艦艇の海面下部分を直撃するようになっている。最大射程は40 kmである。 キルディン級ではSS−N−1SSMを搭載するにあたって、コトリン級の後部兵装を 撤去し、後部130mm砲の跡にSS−N−1SSMの単装発射機、その前部にミサイ ル4基ないし6基収容の格納庫を設けている。魚雷発射管は中央部両舷に連装1基 ずつとした他、後に前部砲も57mm4連装機銃2基に改められた。なお、1番艦「ベド ヴィ」はプロジェクト56EM艦として完成し、砲兵装として残りのプロジェクト56M艦が ZIF−31B 57mm機関砲を装備しているのに対してSM−20-ZIF 45mm4連装機 関砲4基(16門)を装備していた。 その後、搭載するSS−N−1SSMが陳腐化したため、1973年から1975年にかけ て3隻が大規模な改修を受けた。まず、後部にあったSS−N−1発射機とその格納庫 が撤去され、SS−N−2cスティックスSSMを片舷2基ずつと76.2mm連装砲塔を中 心線上に2基設置された。これらの艦艇はプロジェクト56Uキルディン改型と呼ばれ、 全艦ニコラエフ北造船所で改装された。なお、太平洋艦隊に配備されていたニューデル ジミィは改装されることなく在籍し、SS−N−1SSMシステムを搭載する最後のソ連艦 になっていたが、1985年に兵装を撤去し練習艦となり、1987年にはスクラップになっ ている。また、改修された3隻も旧式化が進み、1989年から1991年にかけて相次い でスクラップにされた。
↑キルディン改型(プロジェクト56U)
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