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マトカー級水中翼高速ミサイル艇

Matka Class

 
計画番号 プロジェクト206MR

ロシア名:Vikhir

建造隻数 1978年〜1981年

16隻

建造造船所 イジョラ造船所(コルピノ)
全長 40m
全幅 7.6m(船体)

12m(水中翼)

喫水 2.1m(船体)

3.2m(水中翼)

基準排水量 225トン
満載排水量 260トン
主機 M504ディーゼル×3基、3軸

1万5000馬力

速力 40ノット
航続距離 36ノットで400海里

25ノットで650海里

武装 <ミサイル>

・SS−N−2cスティックス対艦ミサイル単装発射機×2基

 全長:6.55m、発車重量:2500kg

 射程:85km、誘導方式:オートパイロット・アクティブ

 レーダーおよびIR、推進方式:液体

  弾頭:454kgHE成形爆薬

<砲>

・AK−176 76mm60口径砲×1基

 射程:11km(対水上)、7km(対空)、初速:900m/秒

 発車速度:120発/分、砲弾重量:6.8kg

AK−630 30mmCIWS×1基

 射程:2.5km、発射速度:3000発/分

 初速:1000m/秒、銃身数:6門

電子兵装 ・ バス・チルト(射撃管制用)×1基

  探知距離18〜22km、Hバンド

・ チーズ・ケーキ(SS−N−2c目標追尾用)×1基

  探知距離31〜46km、Iバンド

・ ブランク・シェーブ(対空兼対水上探索用)×1基

乗員 約30名
使用国 ・ロシア(4隻)
 

<開発&設計>

マトカー級はチューリャ級水中翼魚雷艇に複雑なミサイル・システムを格納

するための大型上部構造物と大型の76.2mm砲を前部に設置した高速

ミサイル艇である。ちなみに、チューリャ級はオーサ級の船体と推進プラント

を用いているので、本級も外観は大分異なるがオーサ級の発展型と見るこ

とができる。船体前部には水中翼が取り付けられており、高速時には艦尾

水平面が水面上まで上がる。

武装はSS-N-2cスティックス対艦ミサイルであるが、決して新型のミサイル

とは言えず、同時期に実用化されたサランチャ級が当時新鋭でSS-N-2の

後継ミサイルSS-N-9を装備しているのと比べると対照的である。また、オー

サ級ミサイル艇と比べるとミサイルの装備数が4基から2基に減少している

のも特徴の1つとなっている。

マトカー級は大量建造されたオ−サ級の後継艦と考えられており、旧ソ連

海軍最後の純粋なミサイル艇である。しかし、旧ソ連は当時本格的な大洋

海軍を目指しており、マトカー級のような小型の沿岸防衛用艦艇よりも、大

型の高速コルベット艦が重要視されるようになったため、マトカー級は16隻

だけの建造で計画中止となった。また、これはマトカー級が成功作でなかった

ことを示している。

1番艇は1976年に進水、1978年に完成したが探索用と誘導用のレーダー

は1980年まで装備されなかった。現在ロシア海軍に残っているのは4隻で、

減少傾向にあり近い将来全て退役するものと思われる。なお、輸出・供与は

なされていない。

 

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