ナヌチュカ級ミサイルコルベットNANUCHKA CLASS |
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| <開発&設計> ナヌチュカ級はこの種の高速艇にしては異例の重武装を誇る沿岸ミサイル 艦である。ただし、外洋での性能は低いと言われている。従来の旧ソ連ミサ イル艇より砲兵装が多く、前部には引き込み式のSA−N−4ゲッコー対空 ミサイルを装備しているので対空防御能力は高い。主機はM504ディーゼル エンジン3基を搭載していて、最大3万馬力の出力を発揮する。しかし、初期 の艦はM503ディーゼルエンジン3基で、出力は最大で2万4000馬力とM 504より低い数値である。そのため、速力はM504搭載艦に比べて2ノット 低下している。ナヌチュカとはNATO名称で、ロシアの子供名から来ている。 ナヌチュカ型にはいくつかのバリエーションがあり、基本となるのはSS−N −9サイレン3連装対艦ミサイル発射機2基を主兵装とするT型である。S S−N−9サイレンは、SS−N−2スティックスシリーズの改良型で全体的 に細長くなっており、主翼が折り畳み式になっている。なお、ミサイルの管制 にはバンド・スタンドレーダーが用いられ、最大射程は110kmである。 T型に続くナヌチュカU型は、T型に類似した輸出型で、SS−N−9シス テムの代わりにSS−N−2cを4基装備している。そのため、ミサイル管制 用のレーダーもバンド・スタンドからスクエア・タイにダウングレードされた。 U型は、多数が旧ソ連の友好国に供与されていて、主な供与国はインド(1 976年〜1978年 3隻)、アルジェリア(1980年〜1983年 4隻)、リビア (1981年〜1985年 4隻)などが上げられる。 T、U型に対しV型は主砲を大型化(57mm→76.2mm)したほか、後部 にガトリング機関砲2基を装備し、これに伴い新型の射撃管制レーダー(バス ・チルト)を追加した。また、V型は、艦橋を高くして、上部構造物を拡大して いる。ちなみに、V型は現在ロシア海軍のみで使用されていて、輸出はされ ていない。 ナヌチュカ級の最新バージョンはW型で、新型のSS−N−25スイッチブレード 対艦ミサイルを装備する。SS−N−25(ロシア名 Kh−35ウラン)は、米国 のハープーンに類似した亜音速対艦ミサイルで、「ハープーンスキー」と形容さ れている。また、このミサイルはロシア海軍の最新鋭フリゲート艦ネウストラシ ムイ級や、近代化改装後のクリヴァグT型、インド海軍の駆逐艦デリー級でも 搭載している。W型は現在1隻のみがロシア海軍で就役しており、艦名は「NA KAT」と伝えられる。
↑ナヌチュカU型
↑ナヌチュカT型
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