| オベロン級は哨戒に必要な航洋型潜水艦のさらなる増勢が望まれる中で、1950年
代末に計画され、60年代に入ってから輸出向けを除き13隻(厳密には、このほか就
役とともにカナダに引き渡された1隻がある)完成した、ポーパス級にに続く第2世代
の作戦用潜水艦(ポーパス級の前にワルタータービン装備の試験艦2隻が建造され
ている)である。
ほぼ複殻式といえる船体は細長く、水中高速を考慮した船型になっているが、艦首は
水上航走を考慮した形状である。オベロン級は実質的にはポーパス級のリピート版と
言えるが、探知装置、ホーミング魚雷の搭載など装備面での改善のほか、1艦を除き
艦橋前後の上構にグラスファイバーを採用している。なお、残る1艦はアルミ合金が試
されていた。これらの改善により排水量が若干増大した。また、1987年〜1989年に
は近代化工事(ソナーの換装など)が行われている。なお、建造当初には後部に2門の
短魚雷用の発射管を装備していたが、後年撤去または不使用としている。
本級は前述の近代化改装を受けなかったネームシップを含めた3隻が1988年までに
除籍された。また、1990年の艦艇整備計画見直しに基づき、同年末までにさらに6隻
が姿を消した。本級は第2次大戦型の英国潜水艦の最終発展型といえ、英国はその
後、原子力潜水艦に移行していった。

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