>トップページに戻る

アドミラル・グズネツォフ

ASMIRAL KUZNETSOV

 

満載排水量 58500トン
全長 304.5m
37m/飛行甲板最大幅70m
   
主機 蒸気タービン4基、4軸
出力 200000馬力
速力 31ノット
兵装 SS-N-19用VL×12   SA-N-9短SAM用VL×24基

CADS-N-1近接防御システム×8   30mmCIWS×6

RBU12000対潜ロケット発射機×2

標準搭載機 CTOL機(固定翼機)×20    ヘリ×15
乗員 1960名、航空要員626名、司令部要員40名

 

1991年に就役したロシア海軍初の本格空母で、就役時の艦名はトビリシ。全通甲板とアングル・デッキ、

アレスチング・ワイヤを備えており艦載戦闘機SU27K(SU33)フランカー、地上攻撃機SU25フログフットが搭載 

されているがスチームカタパルトは装備されておらず、発艦には主に飛行甲板前部の最大斜度14度の

スキージャンプを用いる。アイランド上の電測兵装群はすでに退役した改キエフ級のアドミラル・ゴルシコフと

同じ物が採用されているがしばしばトラブルに悩まされているという。

また固有兵装が充実しているのも本艦の特徴の一つである。しかし、このことが災いし航空機の搭載数が

著しく少なくなっている。これはソ連海軍設計思想を反映したものである。ソ連海軍がグズネツォフに与えた

任務はアメリカ空母のような武力投入でなく、外洋行動する任務部隊に対する航空直衛を提供するために

設計されたのである。ソ連は任務分配構造(Distributed Architecture)を考案し、主攻撃兵器は長距離対艦

ミサイルに依存し、艦載固定機はほぼ完全に航空直衛任務に限定している。しかしながらはたしてこのよう

な空母は適切であるかというと疑問が残る。主な理由は2つで、カタパルトの欠如及び格納庫の3分の1

を奪っているSS-N19垂直ランチャーである。これは火災や爆発の危険性を著しく増大させしかもそれ自体

比較的限られた作戦意義しかない。はっきりいって冷戦が終結し米ソ全面戦争の可能性が無い今、このよう

な長距離ミサイルは無用の長物となっている。このランチャーは1920〜30年代の空母に搭載された203

ミリや152ミリの砲塔を思い出させる。ソ連の提督や設計者達が60年経過した今も同じ過ちをくり返して

いるのだろうか。しかしながら、そのコンセプトについて多くの問題があるにせよ、米海軍を除けば第二次大

後最大の大型艦を建造、維持することを可能とする軍事技術力は高く評価されてしかるべきものがあり、国

家の威信を発揮する上で大きな意義があると言えよう。

 

Kuznetzov-1.jpg (33757 バイト)

 

Kuznetzov-2.jpg (43116 バイト)

 

b301back.gif (1709 バイト) b301home.gif (1761 バイト)