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2S1”グヴォ−ジカ” 122ミリ自走榴弾砲

 

名称 2S1

愛称 グヴォージカ(カーネーション)

軍名称 SO−122

ベース車体 MT−LB汎用装甲車
搭載砲 D−30(2A18) 122ミリ榴弾砲

弾丸重量 21.1kg

最大射程 15.2km

部隊配備年 1971年

 

2S1(軍名称SO122)は、1971年に配備が開始されたソ連軍第1世代の自走砲である。D30牽引式122ミリ

榴弾砲を代替する目的で制作されたものであった。

122ミリという口径は中途半端だが、西側も当初は105ミリの自走砲を制作しているから、自走砲揺らん期の

ソ連としては、それほどおかしな選択でもないだろう。

ベース車体として使用されたのは、砲牽引車としても使用されるMT−LB汎用装甲車で、D30(2A18)122ミリ

牽引式榴弾砲を改造して、砲塔式に搭載している。

車体は、外形的にはかなり変化しているが、エンジンその他の基本的な部分はMT−LBとかなり共通性が多い。

配置は、前部がエンジン、後部が砲塔を搭載した戦闘室と、自走砲としては一般的である。

もともとMT−LBは、前部エンジン、後部兵員室の配置だったから、このな改造は容易だったことだろう。

2S1の機動力は、MT−LBゆずりの軽快なものである。それに、122ミリ砲にはふつりあいの十分な車内容積

のおかげで、水上浮航能力をもっている。

これは前部部隊と密接に行動して、直接支援をあたえるには役に立つだろう。

砲の能力は、口径が122ミリと小さいこともあり、高いとはいえない。

弾丸重量は21.1キログラム、最大射程は1万5200メートルである。なお、装填にはパワーアシスト・システムが

装備されて、発射速度の向上がはかられている。

2S1は、当初は機甲師団の砲兵連隊に1個大隊18両が装備されていたが、のちに生産が進展するようになると

自動車化狙撃兵師団にも装備されるようになった。

その場合は、砲兵連隊に2個大隊、各戦車連隊に1個大隊の合計6個大隊にあらためられている。

なお、ソ連軍の一連の自走砲には、花の名にちなんだ愛称がつけられているが、

2S1は「グヴォージカ(カーネーション)」となっている。

2S1はソ連軍のほか、東側の多くの国で使用された。ただ、現在となっては、砲口径の小ささからくる限界は

あきらかで、退役の方向に向かっている。

もっともフィンランドなんかは、つい最近導入しているので、使いようによっては、まだ役にたつ兵器ともいえる。

 

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