ロプーチャ級戦車揚陸艦Ropucha Class |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| <開発&設計> ロプーチャ級は従来の大型揚陸艦アリゲーター級の後継艦として建造された戦車揚陸 艦で、1975年〜1991年にかけて23隻が竣工した。建造は全艦ポーランドのグダニ スクにあるポルノクヌイ造船所で行われた。船体はアリゲーター級より一回り小型である 。ロプーチャ級の形状は、上部構造物を後側に寄せて艦首と艦尾に車輌積み下ろし用 ランプを持つ伝統的なLST型で、どちらかというと貨物船に近い印象を持ったアリゲータ ー級よりも洗練されている。また、艦型としては東ドイツで建造されたフロッシュ級と似て いるが、フロッシュ級はロプーチャ級と比べるとかなり小型である。上部構造物はこの種 の揚陸艦としては長大な箱型で、大型の並列煙突を装備している。 使用可能甲板スペースは600平方メートルで、最大搭載能力は450トン、装甲兵員輸 送車最大25両、完全武装揚陸部隊225名を搭載することができる。また、ロプーチャ 級はポルノクヌイ級と同様に基地のクレーンによって車両と貨物を戦車甲板まで直接降 ろせるように、艦首部に大型のスライディング・カバーが装備されている。 ロプーチャ級は前述のように23隻もの大量建造が行われ、うち1隻は1980年に南イエ メンに供与された。その後、ソ連崩壊などの影響もあったが、1998年現在でなお19隻 がロシア海軍に在籍(相当数は予備役と思われる)しており、貴重なロシアの水陸両用 戦力の主力として当分の間は現役に留まるものと思われる。
<兵装> 全てではないが、グレイル短射程対空ミサイルを装備している艦もあった。上部構造 前部にはAK−726 76mm連装砲、後部にはAK−257 57mm80口径連装防空 機関砲が装備されている。前甲板には多連装ロケット発射機2基分の設備があるが、 通常は装備されていない。
<改装> 21番艦〜最終艦はロプーチャU型(プロジェクト775M)と呼ばれる改型である。これ らは上部構造後部にあった57mm80口径連装防空機関砲が撤去されてAK−630 CIWS×2基に換装されるなど兵装が若干異なっている。
↑ロプーチャT級
↑ロプーチャU級 AD2002 5/02Update |