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シェルシェン級魚雷艇

Shershen Class Torpedo Boat

 

Specifications

名称 ロシア名: プロジェクト206T

NATO名: シェルシェン級

建造隻数 約90隻
全長 35.2m
全幅 7.0m
喫水 1.5m
基準排水量 145トン
主機 ディーゼル機関
速力 38ノット
兵装 <砲>

・AK−230 30mm連装機関砲

 ×2基

<魚雷>

・533mm魚雷発射管×4門

<爆雷>

・爆雷×12個

電子機器 <レーダー>

○ポット・ドラム魚雷管制レーダー

 (533mm魚雷用)

○バス・チルト射撃管制レーダー

 (30mm連装機関砲用)

Development & History

<開発>

シェルシェン級魚雷艇はPシリーズ魚雷艇に続いて1962年に出現した全長34.7m、基

準排水量145トンとやや小型の魚雷艇である。シェルシェン級は直前に建造が開始され

たオーサ級ミサイル艇の船体及び主機関をベースにしており、SS−N−2スティックス対

艦ミサイルの代わりに長魚雷4本を搭載する以外はオーサ級ミサイル艇とよく似た性能、

外形を持つ。

 

<設計>

主武装は船体中央部に中心線にやや開角を付けて装備された片側2門づつ、合計4門

の533ミリ魚雷発射管である。装備する魚雷はホーミング型で、主目標は水上艦だが、

対潜作戦に用いることも出来るといわれる。シェルシェン級魚雷艇の外見はベースとなっ

たオーサ級ミサイル艇とよく似ているが、オーサ級ミサイル艇と違って後部に爆雷投下軌

条が設けられている。ただし、ソナーなどの対潜策敵兵装は有していない。

上部構造物はかなり大きく、NBC防御が施されている。電子兵装としては前部マストに有

効距離33〜37kmのポット・ドラム魚雷発射管制用レーダー(Iバンド)がある。ポット・ドラ

ム魚雷発射管制レーダーは、オーサ級ミサイル艇に装備されているスクエア・タイ対艦ミ

サイル発射管制レーダーと同一のもので、ソ連名称をバクランといった。また、前後に装

備された対空用の30mm連装機関砲を誘導する探知距離40.5kmのドラム・チルト捜

索追尾レーダー(H/Iバンド)を上部構造物後部に装備している。

 

<生産>

シェルシェン級魚雷艇は約90隻建造され、多くが友好国に供与されたほか、ユーゴスラビ

アではライセンス生産が行われた。第三世界諸国ではまだ使用されているが、ソ連本国

では1980年代に姿を消している。シェルシェン級魚雷艇が供与された国は次の通り。

□アンゴラ  5隻(1977年〜1983年)

□ブルガリア  6隻(1970年〜1971年)

□カーボベルデ  2隻(1979年)

□コンゴ  1隻(1979年)

□エジプト  6隻(1967年〜1968年)

□東ドイツ  18隻(1968年〜1976年)

□ギニア  3隻(1978年〜1979年)

□ギニア・ビサウ  1隻(1978年)

□北朝鮮  4隻(1973年〜1974年)

□ベトナム  14隻(1979年〜1983年)

□ユーゴスラビア  4隻(1965年)+ユーゴスラビア建造分10隻

 

 

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AD2002/12/01 Update

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