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スコーリィ級駆逐艦

Skory Class

 
プロジェクト番号 プロジェクト34
形式 EM型 駆逐艦
建造隻数 約70隻

1940年代後半〜1950年代前半

造船所 コムソモルスク

モロトフスク/セヴェロドヴィンスク

61コムナ/ニコラエフ(北)

ジュダノフ/レニングラード

など

全長 121.2m
全幅 12m
喫水 4.5m
基準排水量 2600トン
満載排水量 3100トン
主機 蒸気タービン、ボイラー4基

2軸

出力 6万軸馬力
速力 34ノット
航続距離 30ノットで850浬

18ノットで3000浬

兵装 <砲>

原型

・130mm50口径連装単能砲×2基

・85mm50口径連装対空砲×1基

・37mm63口径対空機関砲単装×

 7基、又は連装4基

・25mm連装対空機銃×2又は3基

 (1970年代に追加装備)

改型

・130mm50口径連装単能砲×2基

・57mm70口径単装対空機関砲×5基

<対潜兵装>

原型

・爆雷投射器×2基

・爆雷投下軌条×2条

改型

・RBU−2500対潜ロケット発射機×2基

<魚雷>

原型

・533mm5連装魚雷発射管×2基

改型

・533mm5連装魚雷発射管×1基

<機雷>

機雷約50個用の敷設軌条装備

電子兵装 <レーダー>

原型

○クロス・バード(対空捜索)×1基

○ドン2(航海)×1〜2基

○ハーフ・バウまたはポスト・バウまたは

  トップ・バウ(射撃管制)×1基

○ハイ・シーブ(対空捜索)×1基

改型

○ドン2(航海)×1〜2基

○ホーク・スクリーチ(射撃管制)×2基

○スリム・ネット(対空捜索)×1基

<ソーナー>

○ペガサス高周波×1基

<電子戦装置>

○ウォッチ・ドッグ×2基

乗員 220名
 

<開発&設計>

スコーリィ級は第2次世界大戦後に建造された旧ソ連最初の駆逐艦である。本級は戦

前計画のオグネヴォイ級(1番艦は1939年に起工されたが、1943年まで完成しなか

った)をベースに開発されたが、戦後に入手したドイツ艦のいくつかの特性を導入し、オ

グネヴォイ級よりも魚雷数と対空砲を増やしてその作戦能力を高めた。また、排水量は

約3100トンと、オグネヴォイ級よりもやや大型化されて航洋性が改善されている。

スコーリィ級は1940年代後半から1950年代前期に70隻が就役し、エジプトやインド

ネシアなどに20隻近く引き渡された。本国でも近代化改装を施し、1980年代中期に

はなお20隻余りが在籍(ほとんど予備役)し、一部が定期的に訓練に使用されていたが

現在は全て退役した。

 

<兵装>

原型の兵装は130mm50口径連装砲2基、85mm50口径連装対空砲1基、37mm

63口径機関砲単装7または連装4基、533mm5連装魚雷発射管2基で、もっぱら水上

戦闘を考慮した戦前思想の駆逐艦であった。また、主砲は両用目的に使用するにはエレ

ベーターの給弾能力が不足している。

 

<電子兵装>

原型では艦橋上部にフォア・アイズ光学式射撃照準装置(改型では撤去)、後部には小

型のシリンダー・ヘッド照準装置がある。これらの旧式な照準装置は後に建造された駆

逐艦などには搭載されていない。改型8隻では、第2格子マストにスリム・ネット・レーダー

を装備しており、艦型を区別するのは容易である。

 

<改装>

1958年に近代化改装計画が開始されたが、結局実際に改修されたのは8隻だけであ

った。その原因は費用と、造船所の収容能力が新型艦建造の為に不足していたためだ

と推測される。主な改装工事は、レーダーの近代化、前部魚雷発射管位置への甲板室

の設置、初期対空兵装に代えて57mm機関砲の装備であった。なお、近代化改装が施

されなかった艦の一部には1970年代初期に25mm機関砲が増設された。

 

Skory-1NG.jpg (29425 バイト)

↑スコーリィ級駆逐艦原型

 

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