スヴェルドロフ級軽巡洋艦Suveldlov Class |
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| <開発&設計> 第2次世界大戦後ソ連海軍が、大規模な艦艇整備に着手するにあたって最初に建造 した大型艦で、戦前に計画され、戦後間もなく就役したチャパエフ級を発展させた第2 次大戦型の巡洋艦である。当初の建造計画ではスヴェルドロフ級24隻が計画された が、実際には20隻だけ起工され、1951年から1955年にかけて14隻が軽巡洋艦 として完成した。ほかに3隻が進水した途中で建造中止になった。ちなみに、スヴェル ドロフの艦名は、ロシアの革命家Ya・M・スヴェルドロフの栄誉を称えて名付けられた ものである。 スヴェルドロフ級は、典型的な第2次世界大戦時代の外見を持つ、優美な大型艦で ある。これら艦艇はイタリアの設計の影響を受け、前部には独立の突出した司令塔 、別々の煙突、煙突直前の2本の三脚式マストを持っている。長い船首楼は、後部砲 塔まで延びている。後部甲板には機雷の敷設軌条が設けられており、機雷140個か ら200個を搭載することができる。錨は艦首錨に加えて、後部にも錨を備えている。 兵装は主砲として152mm3連装砲塔を前後に4基搭載している。なお、本級は在来 型で全砲兵装で就役した世界で最後の巡洋艦である。なお、スヴェルドロフ級は建造 時、21インチ(533m)魚雷発射管10基を、自動装填式格納庫の外舷の主甲板上に 2段にして設置していたが、1960年代初期に、これらの発射管は全て撤去された。ま た、本級のうち3隻は後の改装で前部マストと煙突を囲む拡張された上部構造の上に 30mm近接防空機関砲とこれらを管制するドラム・チルトレーダーが装備されていた。 スヴェルドロフ級のうちゼルジンスキーは1960年代初期に3番砲塔を撤去してSA− N−2SAM(艦対空ミサイル)連装発射機を備え、ソ連初のSAM搭載艦となったが、使 用実績があまり芳しくなかったためか、改造は本艦のみに留まり、この装置を搭載した 新設計艦も現れなかった。ゼルジンスキーは黒海と地中海で行動した後、1980年代 初めに解体されたようである。他に、アドミラル・ナヒーモフは艦対艦ミサイルの実験艦 に改装され、1961年にスクラップになるまで黒海で行動していた。 また、スヴェルドロフ級のうちアドミラル・セニャーウィンとジュダノフは1971年から19 72年にかけて、指揮艦任務に当たらせるため、大幅に改造され、指揮巡洋艦になった 。ただし、それぞれの行動地域を担当する各艦隊指揮官の要請からくるものか、2隻の 兵装はそれぞれ異なっている。例えば、アドミラル・セニーウィンでは152mm砲の後方 全部の構造物を撤去し、後部にヘリコプター用大型格納庫を設けている。後側の上部 構造物は、SA−N−4ミサイル・システムと近接防空用30mm機関砲を載せて造られ ている。一方、ジュダノフは格納庫は無いが152mm砲を1つ多く積んでいる。ただし、 後方には発着スペースのみ備えており、上部構造物端に航空機管制所を持っている。ま た、機雷敷設軌条と魚雷発射管は撤去されている。両艦とも各種の指揮・通信装備を装 備していて、第2煙突の後にある第3マストには、特異なV字型コーン状HF通信アンテナ が装備され、さらに1979年から1981年にかけては、第2煙突の直後の小型甲板上に 、2個の衛星通信用のビッグ・ボール・アンテナが据え付けられた。 その他の艦も一般的に電子装備を改善するなどしているが、その規模はあまり大きくなく 、指揮艦を除いて実戦能力はかなり低くなっていたと考えられるが、それでも多くの艦は1 980年代一杯まで現役として留まっていた。ただし、「Show the Flag」あるいは平時の 介入力については相応の価値を持っていたといえよう。スヴェルドロフ級のうち外国に供与 されたのは、オルジョニキーゼの1隻だけで、1962年10月にインドネシアに引き渡され、 「イリアン」に改名された。同艦は1972年に台湾でスクラップになるまで同国海軍に在籍 していた。
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