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ツポレフ Tu−104キャメル旅客機

Tupolev Tu-104 Camel

 

初飛行年 1955年
形式 中距離ジェット旅客機
最大座席数 100席
全長 40.05m
全幅 34.54m
全高 11.90m
翼面積 183.5平方メートル
自重 41600kg
最大離陸重量 76000kg
エンジン ミクリン AM−3M−500

ターボジェットエンジン(推力9700kg)

×2基

推力重量比 0.26
最大速度 950km/h(高度10000m)
実用上昇限度 11500m
航続距離 2650km(最大重量積載時)
総生産機数 約200機
↑データはTu−104B

 

<開発&設計>

1950年代初期、西側ではデハヴィランド・コメットなどのジェット旅客機が登場する中

、アエロフロートではより大きなキャパシティー、航続距離、速度を有する近代的な航

空機を緊急に必要としていた。ツポレフ設計局はアエロフロートの要請に基づいて、

Tu−16爆撃機をベースに与圧式胴体を取りつけ、最小限の改修でジェット旅客機を

作り上げた。このようにして開発されたのがTu−104(NATOコードネーム「キャメル」

)で、ソ連初のジェット旅客機として知られている。プロトタイプは1955年6月17日に

初飛行し、夏にはアエロフロート航空のモスクワ−イルクーツク路線に就役した。

Tu−104は50人の乗客を収容することができ、従来のレシプロ旅客機と比べて大幅

に飛行時間を短縮させることに成功している。そのため、中距離路線で活躍していた

旧式レシプロ機を次々と駆逐していった。

その後、エンジンをミクリンAM−3M(推力8700kg)にパワーアップしたTu−104A

が登場し、最大座席数は70席に拡大した。Tu−104AはCSA(チェコスロバキア航

空)に6機供与された。CSAのTu−104Aは小規模な改修が加えられ、最大座席数

81席に増加している。続いて胴体を1.21m延長し、最大座席数を100席にまで拡

大したTu−104Bが開発された。胴体の延長に伴って、エンジンもパワーアップされ

ている。B型は1959年4月15日に就役した。

Tu−104シリーズは合わせて約200機が製造され、アエロフロートでは1981年まで

使用し続けられた。また、Tu−104はソ連空軍でも宇宙飛行士訓練や人員輸送に用

いられた。さらに、一部の機体は天候調査機としても使用された。

 

<発動機>

ミクリンAM−3ターボジェット(推力6750kg)×2基装備。このエンジンはベースにな

ったTu−16バジャー爆撃機の初期型と同じエンジンである。

なお、Tu−104AおよびTu−104BではそれぞれミクリンAM−3M(推力8700kg)、

ミクリンAM−3M−500(推力9700kg)に換装されている。

 

<バリエーション>

○Tu−104A: エンジンをミクリンAM−3M(推力8700kg)に換装したタイプ、最

           大座席数70席。

○Tu−104B: エンジンをミクリンAM−3M−500(推力9700)換装し、胴体を1.

           21m延長したタイプで、最大座席数100席。

○Tu−104D/V: 就役中のTu−104Aを改修したもので、胴体を延長することな

             く、最大座席数を100席および85席に拡大している。

○Tu−104E: ペイロード15トン・2000km周回飛行記録に用いられたタイプ。

○Tu−110クッカー: エンジンを4発にしたタイプ、プロトタイプのみで計画中止。

 

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↑Tu−110クッカー

 

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