| Development & History 開発
英海軍が建造する潜水艦は、オベロン級以降は原子力推進になっていたが、SSNとともに通常型潜水艦の保有も必要であるという要望に答えて、オベロン級の後継新型艦の建造計画が1970年代末に発表された。そして、1980年代にかけて各種の設計案が練られ、当時の輸出市場も考慮した案が候補として残り、タイプ2400として具体化された。
既述のように原潜と非核動力潜水艦は、ハイ・ローの関係もさることながら、相互に短所を補い合い、作戦海域、任務などを柔軟に分担しうることから共存のメリットも少なくない。
イギリス海軍用の1番艦アップホルダーは1983年に起工され、当初はオベロン級の後継艦として10隻の建造が計画されていたが、財政上の理由から4隻だけの建造になった。
しかし、この4隻もさらなる予算削減と原潜優先で就役間もない1994年から1995年にかけて退役し、一時はモスボール状態に置かれたが、その後、1998年にカナダにリース(8年の期限、リース終了後に買い取りオプション付き)された。
設計
本級は英国が建造した20年ぶりの非核動力潜水艦だが、第2次世界大戦の最終発展型というべきオベロン級に対し、現在の原潜を小型化し、非核動力化したような印象である。
オベロン級とほぼ同じ排水量ながら、航洋型として優れた性能を有しており、船体は単殻構造方式で涙滴型1軸推進で、平行部が大きく、長さ/幅比が小さくなり、水中高速が重視された設計であった。セイルは比較的大きく、船体には吸音タイルが貼り付けられている。
建造艦データ
| No |
艦番号・艦名 |
造船所 |
起工 |
進水 |
就役 |
| 1 |
S-40アプホルダー |
C |
1986 |
1986/12/2 |
1990/7/9 |
| 2 |
S-41アンシーン |
C |
|
1989/11 |
1991 |
| 3 |
S-42ウルスラ |
V |
|
|
1992/5 |
| 4 |
S-43ユニコーン |
C |
1989 |
1992/4 |
1993 |
C=キャメル・レイアード社バーケンヘッド造船所
V=ヴィッカース社バーロー造船所

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