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いつもと変わらない朝


どうでもよいことは ほんとに どうでもよくて


触れないようにしてきたものは いつか必ず触れねばならない時が来て


僕は僕のためだけに生きている


きっといろんな人に支えられて生きていた






いつもと変わらない昼


油が浮いて醜く虹色に光っている川を眺めながら


立ち止まってぼんやりする


天気がよいとこの季節の匂いがして


雨が降ると憂鬱になり






いつもと変わらない夜には


音を鳴らして 文字を追って


静かな部屋で考えて 耳をすまして


眠りに落ちて 夢を見て


途切れていく記憶



[輪廻 010626] copyright(c)2000-01 taichi kobayashi