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来たばかりの新聞を拾って来て
星を見ると 冬を感じる
それは寒さや淋しさでなく
過去の記憶のように思える
遠くの街の気配と たくさんの切ない思い出を
匂いのように嗅げる時間な気がする
息はもう白く吐ける
口の中が乾いている
喉の奥まで
僕は新聞に目を通してから眠ったんだった
夜明け前 それはただの昨夜だったと思うけれど
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幻
001125] copyright(c)1999-00 taichi kobayashi